

世界遺産である中国・黄山での食事をいくつか紹介しましたが、それらのホテルには車が走れる道路がつながっていないために食材も含めて荷物はすべて人力で運びます。かなりの重さのものを運んでいます。天秤棒以外にもう一本の棒を使うのが特徴です。両肩に荷重を分散させるのとバランスをとる為のに、この棒を使うようです。
これはホテルのシーツを運んでいるところです。軽いので楽そうに、ほとんど走っていました。水の汚染を防ぐために地上で洗濯するそうです。最近は結構環境に気を使い始めました。後ろの人は人を運ぶための籠を担いでいます。厳しい坂なので必要な人も沢山いるのです。いざとなったら頼めます。私の写真が使われている記事(HP)を見つけました。→ポチッ
私の記事の写真は皆さんに自由に使ってもらうつもりで掲載しているので利用して掲載しても問題はありません。

こちらは私がはじめて黄山に来た20年前の1995年9月8日の写真です。担ぎ方は昔から変わらないですが、この頃は1人100kgを運んでいました。

こちらも昔の写真ですが、ほんとうに大変そうでした。黄山の最高峰は1864mです。100kgの荷物を担いで標高差1500m以上を登るとは信じられない体力です。さすがに頻繁に休憩しながら歩かれていました。このときに運んでした荷物は散策路の整備やホテルを建てるための資材が多かったと思います。

地図内の赤いラインが昔から荷物を運び上げられていた登山道です。

云谷索道(雲谷ロープウェイ)の山上の駅である白鹅岭から南にある黄山の最高峰の莲花峰(蓮花峰)の方向の写真です。正面の高い山が蓮花峰か、あるいは天都峰かもしれません。地図の赤いラインから照合すると、この写真の左下方向から写真を撮っているあたりに登ってくる登山道で荷物を運び上げています。大変な仕事であるとわかってもらえると思います。前記事で紹介した黄山の険しい道を見ると、黄山を見て歩くことが出来るのは長い間の沢山の人による資材の運搬や道を作る努力によって達成できたのだと思いました。

全てが人力によって維持されているのですね。
黄山は大変にきれいなところなので実現すると素晴らしいと思います。私は来週の九寨溝へ行くスケジュールが決まりました。こちらは初めてなので楽しみにしています。
重いものを運んで、それも山を登るって、並大抵の事では
ないですよね。
人足さんたちの体のバランスのためにも良いですね。
この仕事が、彼らにとって重要な収入源なのでしょう。
文字通り、持ちつ持たれつですね♪
大変に体力を使うと思います。一日一回と言われていました。17年前は一回登のが100元だったと聞きました。
重いものを運ぶときは、この棒は全員使われていました。長い歴史の中の知恵なのだと思いました。
2枚目の写真だけは楽々ですが、他はプロと言えども休み休み荷物運びです。
もう強力(ごうりき)ですね。
肩に、大きなタコが出来ていそうですね。。
肩にあたるのは竹と棒なのがすごいです。たわむ竹を使っているところが重要なのでしょうね。
この景色は4分間だけ、我々の前に現れました。その後は雲に覆われてしまいました。