Seesaaブログに慣れるために、昔の記事に手を加えてブラシュアップして再掲載させことから始めさせていただきます。前回が女性のダンスの記事だったので、今回はエジプトの男性のダンスの記事です。




エジプトでダンスと言えばベリー・ダンスが有名ですが、もう一つ有名なダンスがあります。それが今回紹介するダルビーシュ・ダンスです。
イスラム教神秘主義(スーフィズム)の修行者をスーフィーと呼び、スーフィー・ダンスと言われるものがあります。ぐるぐる旋回し続けることで一種のトランス状態となり、より神に近づけると考えられているそうです。これらのダンスをステージ化しナイト・クルーズなどで見せているのをダルビーシュ・ダンスと呼ぶそうです。野球のダルビッシュ選手とはなんら関係がありません。
カイロ市内のナイル川のナイトクルーズで行われたダンスの一つとしてダルビーシュ・ダンスを見ことが出来ました。踊り手は約30分間一定方向にものすごいスピードで廻り続ける踊りです。ダルビーシュの意味が気になっていましたが はーしさんに教えてもらいました。ペルシャ語で神秘主義(の僧侶)転じて「貧しきものこそ高貴なり」だそうです。

食事をいただいたたテーブルから撮ったダルビーシュ・ダンスの動画です。音楽も聴けます。プレーボタンをクリックしてみてください。窓の外の夜景でナイトクルーズの雰囲気も味わってみてください。So-NetとYouTubeの両方に登録いたします。
ダウンロードは🎥こちら
身につけた何枚もスカートを取り外しながら色んなスタイルで廻り続けます。我々から見ると神業としか思えない踊りでした。この後にベリーダンスもありました。


スカートの部分が変化するのを楽しみました。高速で廻っているのにこれほどの変化をつくるのは見事です。

これらの写真はフラッシュを使っているので止まって見えるのが残念です。スカート部分はいろんな形に変化しました。


スカートの形を戻してさらに続きました。これを止まることなく高速で回転しながら行う技術に感心しました。




上の写真はこちらの写真から切り取りました。フラッシュなしのシャッタースピードの長い写真です。踊っている人は確認出来ません。なかなかの貴重な写真だと思いませんか。



回しているスカートの裏がよく見える写真を紹介します。

テーブルを回っている場面をいくつか紹介いたします。我々以外に日本人の人もいました。カメラを向けるとポーズをとってくれました。かなり体力のいる踊りに感じましたが、踊り切っていい顔していました。




今回のナイト・クルーズが行われたナイル川の流域国はタンザニア,ブルンジ,ルワンダ,ウガンダ,コンゴ民主共和国,南スーダン,ケニア,エチオピア,スーダン, エジプトと10か国にもなり、長さは6650kmとアフリカ大陸で最長(級)の川でもあります。周辺国に豊かな水を提供するだけでなく、エジプトのカイロあたりでは頻繁に氾濫して肥沃な大地を維持してきた恵みの大河でもあります。







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