2017年08月30日

北海道旅行の2日目の昼食は手打蕎麦 いちむら

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
積丹の赤ばふんうに丼ツアーの2日目の昼食は人気のお店の手打蕎麦にいたしました。下記のリストは2014年の蕎麦の年間生産量にあるように北海道は断トツの1位なのです。認知度は多くはないとは思いますが、蕎麦と言えば北海道と言ってもいいわけです。
私が住んでいる千葉県佐倉市の手打蕎麦屋さんでも北海道産を使っていることが多かったです。
 1位 北海道  13,000 t
 2位 長野県  2,560 t
 3位 茨城県  2,120 t
 4位 山形県  2,100 t
 5位 福島県  1,930 t
 6位 栃木県  1,660 t
 7位 秋田県  1,250 t
 8位 岩手県   934 t
 9位 福井県   911 t
 10位 青森県   684 t
  手打蕎麦 いちむら
  ニセコ髙橋牧場
 ━━ 車のルート
右上の地図にあるように羊蹄山の麓にある手打蕎麦「いちむら」で食べることにいたしました。

こちらがお店の外観です。橋を渡ってお店に入るユニークな構造のお店でした。時間は13時半だったので並ぶことなくすぐに食べれました。
クリックすると拡大

テーブル席もありましたが、2歳児もいることから奥の畳の席にさせてもらいました。
クリックすると拡大

全員、天せいろにいたしましたが、十割蕎麦と二八蕎麦を頼みました。
クリックすると拡大

こちらが十割そばです。天ぷらは揚げたてが順次出てくるので、この時点では海老とカボチャが蕎麦と一緒に出されました。
クリックすると拡大

クリックすると拡大そばだけを拡大いたしました。香りの高い田舎蕎麦タイプの黒い色の十割蕎麦でした。蕎麦の色は、実のどの部分が多く入っているかで決まります。内層部は白色で、表層部が多く入るほど黒くなるのです。つまり十割蕎麦だから黒いわけではないのです。
殻付きの玄そばは、中心から外側に向かって胚芽、胚乳、種皮、殻という順で構成されています。製粉するとそばの実は、中央から割れて粉になるので最初に出てくる真っ白の粉を1番粉と呼ぶそうです。その後に出てくる順に2番粉・3番粉と呼ぶそうクリックすると拡大です。
2番粉は少し緑がかった色をしていて、3番粉は黒っぽい色をしているのです。
 1番粉 胚乳の中心部が主体
 2番粉 胚乳と胚芽が主体
 3番粉 種皮部分も製粉したそば粉
クリックすると拡大

こちらが蕎麦粉が八割の二八蕎麦です。
クリックすると拡大

こちらも蕎麦を拡大いたしました。十割蕎麦よりも細めに作られていました。のど越し重視の蕎麦でした。
クリックすると拡大

私は二八蕎麦を頼んだので十割蕎麦と一部交換させてもらいました。並べると違いが分かりやすいと思います。こちらのお店では、どちらかと言えば二八蕎麦はのど越し楽しむ蕎麦で、十割蕎麦は香りを楽しむように作られているのだと感じました。
クリックすると拡大

こちらが蕎麦と一緒に出てきた海老の天ぷらです。緑の藻塩でいただきました。
クリックすると拡大

野菜天は後から揚げたてが出されました。これで天麩羅は全てそろいました。
クリックすると拡大

お店を紹介したいと思います。
 店名 手打蕎麦 いちむら
 住所 北海道虻田郡倶知安町字山田68-4
 電話 0136-23-0603
 営業 11:00~15:00
 定休 無休 ただし1月1~3日休業


羊蹄山(えぞ富士)の麓では蕎麦の花が満開でした。
見えている山が羊蹄山です。お店から車で5分の場所にこの蕎麦畑がありました。蕎麦を食べて、すぐに蕎麦の花を見ることが出来て、想定外のラッキーでした。北海道は全国の作付蕎麦の面積の約36%を占めているそうです。収穫量は42%だそうです。
クリックすると拡大

Googleのストリートビューで同じ場所を見つけました。住所は北海道虻田郡倶知安町樺山です。お蕎麦屋さんの住所と北海道虻田郡倶知安町まで同じです。


下記のグラフは北海道の蕎麦の作付面積と生産量の推移です。Wikipediaに掲載されていたデーターからグラフを作ってみました。
さらに2016年の北海道での作付面積と生産量のトップ10の町も調べてみました。驚いたことに北海道の1位の町が長野県全体の生産量に匹敵します。
地域 作付面積 順位 地域 生産量 順位
  ha   t
幌加内町 3,440 1 幌加内町 2,550 1
深川市 2,480 2 深川市 1,380 2
旭川市 1,090 3 音威子府村 766 3
音威子府村 964 4 旭川市 586 4
沼田町 605 5 沼田町 427 5
剣淵町 516 6 共和町 352 6
北竜町 499 7 名寄市 307 7
共和町 462 8 黒松内町 249 8
新十津川町 460 9 剣淵町 248 9
名寄市 445 10 美深町 236 10
北海道全体 21,500   北海道全体 12,100  
クリックすると拡大

お店の周辺の航空写真です。いろんなレストランが集まった場所にありました。北海道は広いのでレストランが集まっているのは長年の知恵ではないでしょうか。
マイナスのアイコン( マイナス)を数回クリックするとて周囲の雰囲気が分かってもらえると思います。
ラベル:蕎麦 北海道
posted by SORI at 23:39| Comment(16) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

昔の板壁の家が沢山残されていました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
北海道旅行で、すでに紹介した赤ばふんうに丼を食べた「みさき」の前に板壁で出来た古い建物がありました。2階の窓にバッテンが付けられており使われているように見えますが、1階の2つの窓の部分に沢山の観葉植物が置かれていることから、何らかの形で活用されていると思われました。
今回、積丹から千歳まで車で走った道筋にも板壁の建物があり、車の車内から出来る限り写真を撮ってみました。本記事では、その写真を紹介します。写真が撮れたのは緑のマーク( )の①~⑦の7箇所です。
  積丹郡積丹町日司町59
 ② 古平郡古平町港町27-6
 ③ 古平郡古平町港町17
 ④ 余市郡余市町浜中町150−1
 ⑤ 余市郡仁木町大江2丁目260
 ⑥ 岩内郡共和町小沢105
 ⑦ 虻田郡留寿都村泉川
上の写真が「みさき」の前にあった①の建物です。日司漁港の前のため昔は鰊番屋(にしん番屋)として使われていたのかもしれません。参考にネットで紹介されていた鰊番屋の写真を下に転用させていただきました。
クリックすると拡大

板壁を拡大いたしました。長い間、風雪に耐えてきた板壁だと思います。クリックすると広い範囲を拡大して表示します。
クリックすると拡大

古平郡古平町港町27-6
こちらは生活の痕跡があり今でも使われているようでした。板壁の建物が奥に一軒見えるので写真の中に2軒の板壁の建物があることになります。
クリックすると拡大

古平郡古平町港町17
こちらは②の建物から200mの距離にあります。ここも板壁の建物が2軒ほど見受けられるので上の建物も併せて少なくとも4軒の建物があることになります。郵便ポストがあります。
クリックすると拡大

余市郡余市町浜中町150−1
こちらは旧余市福原漁場と呼ばれる国指定の史跡です。旧余市福原漁場は明治36年まで福原家が経営していた漁場の一部です。その後、小黒家や川内家が経営したそうです。
この旧余市福原漁場は文化庁や道の補助によって修理・復元されたものだそうです。この写真も含めて3枚の写真を紹介いたします。
クリックすると拡大

クリックすると拡大こちらは漁期の食料を蓄えていた米倉のようです。さすがニシン漁のために作られただけあり見事な米倉です。右側には石壁の建物も見受けられます。鰊漁による裕福な時代があったことを感じさせてくれます。1977年に撮られた同じ地区の米倉の写真を紹介します。
クリックすると拡大

クリックすると拡大下の写真の建物は、屋根の上に櫓(やぐら)があることから鰊番屋と呼ばれる建物と思われます。右の写真は古平郡古平町にあった八反田家番屋の屋根の上の櫓です。こちらも1977年に撮られたそうです。鰊番屋とは網元が鰊漁のために作った住居兼漁業施設で、漁夫の外船大工、鍛冶職、屋根職などが暮らし、やん衆(季節労働者)が食事をしたそうクリックすると拡大です。
大きな番屋では200人以上の人たちが寝泊まりしたそうです。鰊御殿とも呼ばれたそうです。右の写真は現存する鰊番屋の中では最大の旧花田家鰊番屋です。
クリックすると拡大

上の鰊番屋はこちらの写真から切り取りました。右に石壁の倉庫らしい建物があるのが分かってもらえると思います。北海道の鰊番屋(鰊御殿)は下記のリストの通り、沢山残されています。      ♡:公開 ♤:非公開
クリックすると拡大 ♡ 田中福松邸  小樽市祝津3丁目
 ♡ 猪俣安之丞邸 小樽市桜1丁目
 ♡ 青山政吉邸  小樽市祝津3丁目
 ♡ 青山家住宅  札幌市厚別区
 ♡ 川村家番屋  古宇郡泊村
クリックすると拡大 ♡ 武井邸客殿  古宇郡泊村
 ♡ 白鳥家住宅  石狩市浜益区
 ♡ 白鳥家番屋  小樽市祝津3丁目
 ♡ 橋本与作邸  寿都郡寿都町
 ♡ 柳谷家番屋  礼文郡礼文町 
 ♡ 余市福原漁場 余市町浜中町      国の史跡
 ♡ 花田家番屋  留萌郡小平町      国の重要文化財
 ♤ 佐藤家    寿都郡寿都町歌棄町有戸 北海道指定有形文化財
 ♤ 佐賀家番屋  留萌市礼受町      国の史跡
 ♤ 関家番屋   留萌市礼受町
クリックすると拡大

ニシン漁が盛んだったころの雰囲気を感じていただきたいので、ネットから写真を転用させていただきました。一番右上の写真はニシンの運搬に使われた木製のモッコが写っています。写真をクリックすると分ると思います。木製のモッコは積丹ブルーの海の記事の中で紹介いたしました。
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大

余市郡仁木町大江2丁目260
ここからは内陸部の板壁の建物です。
前記事で紹介したきのこ王国仁木店を出発してすぐにありました。距離にして3.6kmです。入口部分や窓の部分と思われるところを新しい板で塞いでいることから、今は倉庫として使っているように思われました。
クリックすると拡大

岩内郡共和町105
こちらの建物は一部だけが板壁です。複雑な建物の形なので板壁の家に普通のタイプの家を増築したように見えます。拝戸商店と思われる文字が見えます。こちらにも郵便ポストが確認出来ます。
クリックすると拡大

虻田郡留寿都村泉川
ルスツリゾート遊園地を通り過ぎてすぐにありました。距離にして1.7kmでした。住宅密集地では防火のため板壁を見ることは少ないと思いますが、広い北海道だからこそ板壁の家を沢山見ることが出来るのだと思います。
クリックすると拡大

私が3歳から10歳(小4年秋)まで、下の写真の板壁の家に住んでいたクリックすると拡大ことがあります。そんなこともあり板壁の家は懐かしいです。当時の住所は分かりませんが、現在の住所は広島市西区井口明神2丁目です。そこには男明神と女明神があり、庭の南側は直接海で右の写真のように男明神が目の前に見えました。その男明神の向こうには薄っすらと宮島が写っています。この後に神戸に引越しました。下はいずれも私が7歳の時の写真です。下の段の3枚の写真は板壁の家の縁側で撮ったものです。写真はクリックいるといずれも大きく拡大いたします。
クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
ラベル: 建物 板壁
posted by SORI at 23:59| Comment(20) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

きのこ王国

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
上の写真は車の車内から撮った北海道のJR余市駅です。この日は積丹の宿を出発して念願の朝どりの一日限定15食の赤ばふんうに丼を食べて、積丹岬周辺を散策してた後に余市を通ってニセコ経由で長男家族の住んでいる千歳に向かいました。その時に撮った写真です。
すでに前々記事と前記事で北海道ならではのコーラ「ガラナ」やコンビニ「セイコーマート」を紹介しましたが、もう一つ紹介したいと思います。

余市からニセコに向かう道路て写真の立て看板が沢山置かれていました。そこに書かれていたのが「きのこ大国」と「夏祭り」でした。下の白地のところには「イベント終了後に撤去します。」と書かれていることから、何らかのイベントが行われていると思い、寄ってみることにいたしました。
クリックすると拡大

そのきのこ王国まで来て、広いスペースと規模の大きさに驚かされました。駐車場には沢山の車が停まっていました。雰囲気的には高速道路のサービスエリアや一般道の「道の駅」ですが、北海道だけの施設でした。その地域独自の施設として頭に浮かんだのが山口県の山賊村でした。こちらのお店は2010年4月2日にオープンしたそうです。
クリックすると拡大

日本で一番売れているきのこ汁108円(税込)をキャッチフレーズとした大きな看板が目に入ってきました。Wikipediaで施設のカテゴリーを調べると農産物販売所でしたが、農産物販売所と言うよりは食事や販売の総合施設と言った方がよさそうでした。
クリックすると拡大

きのこ王国だけあって沢山のキノコが売られていました。クリックするとわかりますが沢山の大きな椎茸が入ったパッケージが580円と、かなりお得なようです。きのこ王国は、(株)北海道名販の販売店だそうです。(株)北海道名販の販売以外の業務は、きのこ生産・きのこ加工食品製造だそうです。
クリックすると拡大

こちらがレストランです。きのこ汁だけでなくメニューも豊富でした。
クリックすると拡大

正面から撮りました。屋内で食べている人もおられますが、屋外に持って行って食べる人の方が多かったです。我々も屋外でいただきました。別のお店で昼食を食べるつもりだったので、きのこ汁だけ注文いたしました。
クリックすると拡大

天かすは無料なので、きのこ汁に入れさせてもらいました。
クリックすると拡大

右の写真のように夏祭りのイベントのテントが沢山並んでいました。テントでは金魚すくいなど子供が遊べるものや、いろんな食べ物が売られていました。長男家族はお土産も買っていました。もちろん108円のきのこ汁をいただきました。無料の天かすを沢山入れてしまったのであまり見えませんが、沢山のキノコが入っていました。このきのこ汁は年間60万食ほど売れているそうです。年間60万食は1日に換算すると1644食になります。
クリックすると拡大

きのこ王国は北海道に4ケ所ほどお店を構えているのですが、驚いたことに我々が通った道沿い(━━)およびその近くに4店( )ともにありました。我々が立ち寄ったのが余市とニセコの間にある仁木店でした。
 仁木店  北海道余市郡仁木町大江1丁目930  Open 2010年04月02日
 本店   北海道伊達市大滝区三階滝町637-1 Open   ?
 喜茂別店 北海道虻田郡喜茂別町相川157    Open   ?
 北湯沢店 北海道伊達市大滝区優徳町16-3   Open   ?


本店は道沿いにあったので車内から写真を撮ることが出来ました。こちらでのキノコ汁の価格は税抜きの100円で表示されていました。運営会社である(株)北海道名販の本社もここと同じ住所でした。
長野県にもきのこ王国いくつかあるようですが、関係はないようです。
クリックすると拡大

あとの2店は通った道の近くですが、道沿いではなかったので写真は撮れませんでした。したがってGoogleのストリートビューで紹介いたします。
 きのこ王国 喜茂別店 こちらも100円表示のようです。


 きのこ王国 北湯沢店 こちらも100円表示のようです。
この店舗にだけ、きのこ狩りの看板があることから、この場所にきのこ王国のキノコの生産工場があるようです。地図の中に大滝地熱きのこ生産組合の表示があり、2kmほどの距離に北湯沢温泉があることから温泉(地熱)がきのこの栽培に活用されていたのかもしれません。今も活動しているかどうかは確認できていません。
ラベル:北海道 きのこ
posted by SORI at 20:24| Comment(16) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

北海道のコンビニはセイコーマート(Seicomart)

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
コンビニと言えばセブイレブン、ローソン、ファミリーマートですが、今回の北海道旅行で初めて知った状況は違っていました。2日間で420kmほど車で走りましたが、ほとんど、この3大コンビニを見ることがありませんでした。その代りに沢山見かけたのが、上の写真の Seicomart (セイコーマート)でした。
今回の写真は積丹で一日15食限定の赤バフンウニ丼を食べて積丹岬周辺散策した後、余市からニセコを通って千歳に戻ってくるまでの道沿で撮りました。

今回は札幌などの大きな町の中を通らなかったために3大コンビニが少なかったのではないかとネット調べてみましたが、実際の印象の通りでした。下の図のように北海道でのコンビニの店舗数が一番多かったのがセイコーマートでした。つまり北海道でコンビニと言えばセイコーマートだったのです。地図で分かるように3大コンビニ以外が、トップになっているのは北海道以外はありませんでした。ファミリーマートにはサークルKとサンクスを含めています。
これは北海道が日本の総面積の22%の面積がありながら、人口は4.2%しかいないことが関係しているのだと感じました。北海道は人口10万人あたりのコンビニの数は54.69店舗と、全国トップなのも面積が広いことと人口密度が低いことが関係しているようです。ちなみに全国平均は44.81店舗です。
 北海道    5,348,102人(4.208%)  83,423.82km²(22.071%)
 日本全体 127,094,745人       377,972.28km²
日本の48都道府県の1位から3位の内訳は次のリスト通りです。3位が47都道府県しかないのは沖縄はファミリーマートとローソンだけで3位のコンビニがないからです。1位を地図に色分けしたのが下の画像です。
コンビニ 1位 2位 3位
セブンイレブン 24 9 14
ファミリーマート 15 27 5
ローソン 8 11 28
セイコーマート 1 0 0
セーブオン 0 1 0
合計 48 48 47
クリックすると拡大

別の場所で撮ったセイコーマートの写真も紹介します。
セイコーマート(Seicomart)は北海道で店舗数でトップで、全国的には6位のコンビニエンスストアーです。北海道以外には茨木県と埼玉県にテンポを展開しています。つまり1道2県のみで全国6位であることから北海道がいかに強いかが分かってもらえると思います。1号店が開店したのは1971年8月10日です。これはセブン-イレブンの1974年5月15日やローソンの1975年6月14日よりも早かったのです。運営会社である(株)セイコーマート Seicomart は2016年4月1日に(株)セコマ Secoma に商号変更されました。店舗数は2017年7月末
クリックすると拡大クリックすると拡大 北海道 1084店
 茨城県   86店
クリックすると拡大 埼玉県   13店
 合計  1183店
クリックすると拡大

広い範囲の写真で雰囲気を紹介します。店名と住所を調べてみました。
 店名 セイコーマート余市浜中店 
 住所 北海道余市郡余市町浜中町106-3
クリックすると拡大

下記のグラフは全国上位9社の北海道での店舗数の比率です。今回走った範囲で見た印象よりはセブンイレブンの比率が多かったのは、札幌などの大きな町では状況が違うのかもしれません。上位9社の内5社は北海道に店舗を展開していないことも判りました。店舗数は2017年5月末ですが、セイコーマートのみ2017年7月末です。ファミリーマートには旧サークルK とサンクスが含まれています。全国的には新規出店を続けている大手3社ですが、最近の北海道への出店は非常に少なくなっているようです。
クリックすると拡大 順位 チェーン      全国   北海道
  1 セブンイレブン  19044店  963店
  2 ファミリーマート 18240店  245店
  3 ローソン     12557店  637店
  4 ミニストップ    2227店   0店
  5 デイリーヤマザキ  1464店   0店
  6 セイコーマート   1183店 1084店
  7 ポプラ        473店   0店
  8 スリーエフ      438店   0店
  9 セーブオン      413店   0店
  - 上位9社の合計  56039店 2929店


セイコーマートの北海道内の店舗数の推移も紹介します。1971年に1号店が開店して以来、伸び続けています。人口密度が小さく、さらに人口当たりの店舗数はすでに日本で一番多くなっている北海道で、店舗を伸ばしてきたのは資本力ではなく、地域に合わせた心と知恵(頭脳)なのかもしれません。


クリックすると拡大気になっていた店内の商品の写真をネットから転用させていただきました。転用記事はこちらです。→ポチッ
総菜など品数が豊富なのが特徴のようです。どうやら値段も安いようなので、広い北海道だからスーパー代りにもなるのではないかと感じました。記事を書いていた人は、右の写真のさえりさんです。
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大

羊蹄山の近くを走っている時に、ハマナスクラブと言う名のコンビニもありました。元は全国で3000店舗ほど展開していたスパー(SPAR)ですが、北海道以外では姿を消してしまい、唯一SPARの看板が残されていた北海道スパーも2016年8月末に営業を終了したのを機会に、セイコーフレッシュフーズが引き継いでハマナスクラブとして残ったそうです。約50店舗のお店があるそうです。その50店舗の一つの写真を撮ったことになります。
 店名 ハマナスクラブ真狩店
 住所 北海道虻田郡真狩村真狩121-7
クリックすると拡大

今回の写真を撮ったルートです。今回のツアーで通った道沿いの町にあるセイコーマートの位置にオレンジマーク( )をプロットいたしました。
冒頭のセイコーマートは一番左上のマークで、店名と住所は次の通りです。
 店名 セイコーマート美国店
 住所 北海道積丹郡積丹町美国町船澗72
北海道全体にプロットされている方もおられました。→ポチッ
 セイコーマート
 ハマナスクラブ


クリックすると拡大2017年の全国上位9社の出店状況を示した図がネットに提供されていましたので紹介させていただきました。図をクリックするとオリジナルを表示します。北海道は4社で沖縄は2社のみの出店です。ファミリーマートとローソンのみが全県に出店しています。人口当たりの店舗数の偏差値を色分けして表示してるのでそれぞれのコンビニチェーンが重点的に展開している地域が分かると思います。
 セブンイレブン     ファミリーマート    ローソン
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
 ミニストップ      デイリーヤマザキ    セイコーマート
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
 ポプラ         スリーエフ       セーブオン
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大

 偏差値の計算式 :
  計算例(店舗数)
  セイコーマート Ti
   北海道 118.3
   茨城県  54.0
   埼玉県  49.2
    N=48  X1=1084 X2=86 X3=13 X4=0 .....X48=0
    μ=24.64583333  σ=155.0178067
ラベル:コンビニ 北海道
posted by SORI at 23:59| Comment(26) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

北海道でコーラと言えばキリンガラナ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
前記事で北海道ならではの道路の景色や設備を紹介しました。北海道に住んでいる人には当たり前のことでも、関東に住んでいると知らないことが多いことを知りました。
今回の記事も、私が今まで知らなかった北海道のことです。私にとってコーラ(飲料)と言えばコカコーラでしたが、北海道では上の写真のキリンガラナなのです。北海道ではコカコーラはあまり見かけなくて、このキリンガラナが大きなシェアーを占めていることを知りました。飲んでみると味は少しコカコーラとは違いますが、まさにコーラでした。ただし、調べてみるとコーラとガラナは別の原料で別の起源を持つ炭酸飲料であることが分かりました。コカコーラは、元々はコーラの種子のエキスを使った炭酸飲料でしたが、現在はパッケージの原材料名を見れば分かるようにコーラの種子は使われておらず、香辛料等で味を作り出しているそうです。ほとんどの人がコーラ特有の風味だと認識するのはバニラやシナモンだそうです。
コカコーラに対してキリンガラナは今でもガラナの種子のエキスが使われていることが大きな違いでした。ガラナ飲料を販売しているメーカーのサイトによれば、ガラナ飲料と位置付けられる世界中のさまざまなブランドを総合計すると、世界で4番目に多く消費されている飲料だそうです。

下記に、それぞれの特徴を記載いたします。原料はパーケージに原材料名として公表されている内容です。内容は一つを除いて同じ記載内容でした。その唯一の違いはキリンガラナにはガラナエキスが書かれいていることでした。それも右の写真のようにガラナエキスは2番目に書かれているということは、主な味はガラナエキスだと思えました。
    コカコーラ           キリンガラナ
 現在 炭酸飲料            ガラナの実を利用した炭酸飲料
 起源 アフリカ コーラの種子     ブラジル ガラナの種子
 発明 アメリカ コカコーラ社     ブラジル アンタルチカ社
 原料 糖類(果糖 ぶどう糖 液糖 砂糖) 糖類(果糖 ぶどう糖 液糖 砂糖)
    -               ガラナエキス
    カラメル色素          カラメル色素
    酸味料             酸味料
    香料              香料
    カフェイン           カフェイン
クリックすると拡大

元々の原料となった植物を紹介いたします。植物の図はWikipediaに掲載されていたものです。
分類 コーラ Cola ガラナ Guarana
植物界 Plantae 植物界 Plantae
被子植物門 Magnoliophyta 被子植物門 Magnoliophyta
双子葉植物綱 Magnoliopsida 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
アオイ目 Malvales ムクロジ目 Sapindales
アオイ科 Malvaceae ムクロジ科 Sapindaceae
コラノキ属 Cola ガラナ属 Paullinia
約125種の総称 ガラナ Paullinia cupana
IMG_4146-50.JPGIMG_4146-50.JPG
IMG_4146-50.JPGIMG_4146-50.JPG

Wikipediaに書かれているガラナ飲料とコーラ飲料の内容を転記いたしました。
 ガラナ飲料 - Wikipedia
アマゾン流域に野生する植物ガラナは、先住民のマウエー族やムンズルクー族などのインディオにとって、古くから薬用品・滋養飲料として愛用されていた。これに目をつけたのがアンタルチカ社で、20世紀の初頭にガラナの種実特有の渋味と苦味を取り除くことに成功し、ガラナ飲料の生産に着手した。当初、泡が立つ飲料のために「ガラナ・シャンペーン」と銘打って、1921年に生産を開始した。またライバルのブラーマ社なども同じくガラナ飲料を販売した。以後、ブラジル国民に支持されつづけ、現在では、ブラジルを始めとする世界中の多くの国でガラナ飲料が生産・販売されている。現在、ガラナ飲料は世界で4番目に多く消費されている飲料にランクされている。なお、後にアンタルチカ社はブラーマ社と合併してアンベブ(AmBev)社となり、さらにベルギーのインターブリュー社と合併して、現在はインベブ社となっているが、アンタルチカやブラーマはブラジルのビールやガラナのブランドとして、その名を残している。

日本では1958年、アメリカのコカ・コーラに対抗するため、全国清涼飲料協同組合連合会が開発した。特にコカ・コーラの製造が他の都府県に比べ遅かった北海道では、コーラ飲料より一足先に普及した。全国をコカ・コーラ等大手飲料水メーカーが席巻し都府県の中小飲料メーカーが廃業する中でも、北海道では根強い人気を持ち、その名残として未だに中小メーカーや大手飲料メーカーが北海道限定品として販売している物が多い。
 コーラ飲料 - Wikipedia
コーラ (Cola) という名称は当初コーラの実 (kola nuts) から抽出したほろ苦い味のコーラ・エキスを用いていたことに由来しているが、現在ではコーラの実は含まれていないのが一般的であり、香味料の主成分は砂糖やシトラスオイルクリックすると拡大(オレンジ、ライム、レモン等の皮から)、シナモン、バニラ、その他酸性のものとなっている。複数あるコーラ飲料製造社ではこれらの香味料以外にその会社独自の香味料を加えることで独自の製品として開発している。そうした香味料の中にはナツメグやラベンダー、その他幅広い成分が含まれることがあるが、ほとんどの人がコーラ特有の風味だと認識するのは依然としてバニラやシナモンである。安価なコーラ飲料の中には、このようなバニラやシナモンといった香味料のみで製造されているものもある。

また、酸味の多くはリン酸由来のものであり、商品によってはクエン酸やその他の酸を含む。
コカ・コーラ社の調味法が秘密とされていることが有名であるように、多くのコーラには厳重な保護のもと、その製造社独自の調味法を用いている。
キリンガラナもコカコーラも、気になるカフェインは両方ともに500mlあたり45mgでした。参考ですがコーヒーは60~100mg/180mlで、紅茶は約30mg/180mlです。カフェインの1日あたりの許容摂取量を記載いたします。国などで違いがあるので低い値を採用いたしました。
 健康な大人   300mg
 妊婦      100mg
 子供      2.5mg/kg体重  
 半数致死量   200mg/kg体重 体重60kgの人:12,000mg(12g)
ラベル:北海道 清涼飲料
posted by SORI at 09:03| Comment(18) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

北海道ならではの道路の景観

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
北海道らしい道路の景観を紹介します。北海道と言えば寒い場所との印象ですが、日本海ほどの豪雪との印象はありませんが、道路わきに建っている下向きの矢印()を見ると、やはり雪が多い地域であることを実感いたしました。この道路の両脇に立てられている矢印は通称「矢羽根」とよばれていますが、正式名は「固定式視線誘導柱」だそうです。
建築基準法で、積雪荷重として定められている積丹町の垂直積雪量は150cmでした。北海道のなかで数値が一番大きいのは幌加内町(250cm)でした。次に数値の大きい230cmし6町村で代表的なのがニセコ町です。
一番数値が小さいのは60cmで日高地方の、えりも町と門別町と新冠町と新ひだか町と様似町と浦川町と日高町の中の旧門別町の7つの町でした。
離島を除く東京都は30~40cmです。ちなみに東京都の離島は5~20cmです。

この矢羽根は北海道らしさを感じる風景のひとつで、今回は上の写真のような赤白の矢羽根を多く見ました。ところが下の写真のように黄黒の矢羽根も見かけました。何かの意味があって使い分けられているのか、状況を比べてみましたが思い当たることがありませんでした。調べてみると、単に統一されていなだけでメーカーにより異なるようです。夜間でも分かるようにLEDランプで出来た矢羽根がありました。右上の5枚の内、赤白の3枚はLEDが組み込まれていました。
矢羽根は道路の境界を示す標識で、雪のために外側線(白いライン)が見えなくても矢羽根のおかげで路肩を意識して走ることができます。吹雪や霧などの視界不良時にも役に立ちます。
クリックすると拡大

今回、初めて気が付いたのが写真の左側に並んでいる設備です。防風のための設備と感じましたが、調べてみると「防雪柵」と呼ばれるものでした。風を利用して道路上の雪を吹き飛ばす設備だそうです。軽くてさらさらした雪の北海道だから可能な設備なのだと感じました。用途によって「吹きだめ柵」「吹き止め柵」「吹き払い柵」「吹き上げ防止柵」の4タイプがあるそうです。
クリックすると拡大

ここの防雪柵では羽が全て上げられていました。
防雪柵の羽は角度を変えたり、位置を変えたり出来るようです。夏期に収納できるタイプもあるようです。
クリックすると拡大

もう一つ、北海道らしい道路の設備を紹介します。ただし、こちらの写真は今回のツアーで撮ったものではなくて、2010年3月27日に小樽に行った時に撮った写真です。この日に北海道に来て空港でレンタカーを借りて、千歳のホテルに帰るところでしたが、猛吹雪となり、視界が悪くなったのですが、道路の両側に立てられた緑と赤(オレンジ)のランプのおかげで、小樽観光をした後になんとか走ることが出来ました。
クリックすると拡大こちらは視線誘導灯と呼ばれているそうです。
中央分離帯側が赤(オレンジ)のランプでした。時間は16時ごろですがこの後、右の写真のように視界はさらに悪くなりました。下の写真はランプが3つまで見えますが右の写真は、一番近いランプしか見えません。
クリックすると拡大

kyonさんからのコメントをいただいたので竪型の信号の写真を紹介します。赤ばふん生うに丼を食べたお店「みさき」まで2kmの場所の信号です。写真の右下に「みさき」と「中村屋」の看板があるのが分かってもらえると思います。
クリックすると拡大

一枚だけでは実感がわかないと思い信号が写った写真から切り取りました。確かに横型の信号は一枚もなかったです。kyonさんのコメントにあるように積雪面積を減らす工夫だそうです。右側の2枚の写真をクリックすると分ると思いますが、最近の縦型信号機は一番上の赤のツバだけは長めで、下2つのツバは短い工夫もされているそうです。ランプの順番は上から「赤」「黄」「青」です。
クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大

クリックが面倒な方のために、上の4枚の右上の写真の信号の部分を拡大いたしました。一番上の赤のツバだけ長いのが分かってもらえると思います。背景の山は羊蹄山(蝦夷富士)です。この信号機の住所は表示されているように北海道虻田郡倶知安町 南11条東1丁目です。信号の位置→ポチッ
クリックすると拡大
ラベル: 道路 北海道
posted by SORI at 23:05| Comment(24) | 積丹 余市 ニセコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Seesaaブログのコメント設定について・・・
1 コメント入力に関する設定 →ポチッ
2 コメントリスト         ポチッ
3
昨日の記事ランキング
    先週(月~日)の記事ランキング