

上の航空写真で黄色のライン(━━)で囲まれた中にある建物が全てルーブル美術館です。Google地図で計測した敷地の大きさは長さ700mで幅は336m(西)~206m(東)で広さは198,000㎡(19.8ha)です。世界で最も入場者数の多い美術館でもあります。赤色ライン(━━)が今回歩いた地下の遺構の場所です。
敷地面積 198,000㎡(Google地図計測)
展示スペース 60,600㎡
収蔵品数 380,000点以上
展示公開美術品 35,000点
来館者数 926万人(2014年) 世界1位
美術館として開館 1793年
建物の歴史の始まり 12世紀 ただし、これ以前は不明
ルーブル美術館は世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡の一つでもあります。もともとルーブル美術館はフィリップ2世が12世紀に要塞として建設したルーブル城でした。その後、幾度となく増改築が繰り返されて、現在の建物となりルーブル宮殿として使われるようになりました。しかしながらルイ14世が1682年にヴェルサイユ宮殿を王宮に選んだことで、ルーブル宮殿は、宮殿としての役割を終わりました。その後のルーブル宮殿の主たる役割は、1692年以来収集されてきた古代彫刻などの王室美術品コレクションの収蔵、展示場所となりました。そして美術館として正式に開館したのは1793年でした。見取図→ポチッ

下記の絵はWikipediaに掲載されていたシャルル5世(在位1364年~1380年)時代のルーヴル城です。冒頭の地図で赤色マーク(



城壁などの遺構を見ることが出来る地下にはミロのヴィーナスの近くの、こちらの場所から入りました。

ミロのヴィーナスからエジプト関係の展示エリアへの地下通路が遺構なのです。通路はL型に曲がっています。最初の直線の景色です。

少し進んだ景観です。説明を聞いておらず私の感想ですが、左側が城の建物の基礎部分で、左が城壁のように見えます。

通路の左側の城壁です。城から見るとセーヌ川側の時様壁になります。

遺構はさらに地下深くにあり、その部分は床がガラス張りになっていました。

L字型の通路を曲がってすぐの景色です。やはり左側が城の建物の基礎部分で、左が城壁のように見えます。

通路の奥にエジプトエリアへの入口が見えます。

エジプトエリアの入口から振り返った景色です。

城の塔の土台と思われる部分を拡大いたしました。

入口を進んでから振り返った景色です。右の壁にLOUVRE SULLY MEDIEVALと書かれています。これからLouvre médiéval であることが判りました。


案内板の①~④は次の通りです。
① Tour de Taillerie Bâtie par Philippe Auguste XII siècle
② Soubassement du corps de logis ajoutés par Charles V vers 1360
③ Pile du pont-levis de la porte orientale menant vera la ville
④ Tours de la porte orientale XII siècle

エジプトエリアに到着いたしました。数値はそれぞれで検索した時の件数で、数値が近いことから両方が使われている証拠です。"ルーヴル美術館"は正式で専門家に使われていて、"ルーブル美術館"は一般の人が使っている感じです。
"ルーブル美術館" 約460,000件
"ルーヴル美術館" 約573,000件
