

首里城から歩いて10分くらいの場所に琉球王国、第二尚氏王統の歴代国王が葬られている場所があります。漢字で玉陵です。首里杜館の総合案内所でギョクリョウの場所はどこですかと聞くと快く教えてもらいました。でも最後に「たまうどぅん」と読むと言われてしまいました。
玉陵(たまうどぅん)も世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つです。
写真に写っている小さな門を二つくぐるとお墓のそばに行けます。
ここは沖縄県最大の破風墓です。破風墓(はふうばか)とは、沖縄特有の墓の形式の一種で家屋同様の屋根があるもののうち、屋根が破風形となっているものです。首里城とまた違った雰囲気の場所でした。

玉陵は中室、東室、西室の3つの建築物に分かれており、中室は葬儀の後、遺骸が骨になるまで放置し、骨を取り出して洗骨したそうです。洗骨した後、王及びその妃の骨は東室に納められ、他の王族は西室に納められたそうです。

第二次世界大戦時には、玉陵は東室、西室が破壊されるなど大きな被害を受けました。現在、見られる大部分は3年の歳月をかけて1974年に修復されたそうです。下の写真は展示されていた戦前の写真です。上の今回の写真と比べてみてください。

玉陵の内部は三つの部屋があります。これは展示されていた部屋の中の写真です。こちらも戦前の写真です。

こちらも展示されていた戦前の玉陵の全景です。

こちらの入場券(観覧券)です。
大人 200円 (団体 100円)
小人 100円 (団体 50円)
団体は20名以上
カーナビに入力する電話番号は 098-885-2861ですが首里城の駐車場に車を置くのがよいと思います。

下記が世界遺産の「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」のです。9ケ所の内、6ケ所を訪問しました。黄緑色の文字をクリックすると訪問した時の記事を表示します。
首里城(すいぐすく)
玉陵(たまうどぅん)
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
中城(なかぐすく)
座喜味城(ざきみぐすく)
今帰仁城(なきじんぐすく)
識名園(しきなえん)
勝連城(かつれんぐすく)
斎場御嶽(せいふぁうたき)萁