



テーブルの上には沢山の花が飾られ花びらがテーブル全体にちりばめらけていました。
ここは市の人口が200万人程度の地方都市です。そこには何軒か高級ホテルがありますが、その中で最も由緒あるホテルです。
数年前に当時の胡錦濤主席がこの町を訪問され、その時に、このホテルに泊まられたそうです。恐らく、この円形テーブルは胡錦濤主席が出席の宴会でも使われたのなのだと思います。もしかしたら、胡錦濤主席のために、このテーブルを製作したとも考えられます。ホテルの説明では毛澤東、劉少奇、朱徳、江澤民、李鵬氏もホテルに来訪したと書かれていました。いずれにしても光栄な歓迎宴会でした。

1人分をこんな形でセットされていました。名札の白抜きの部分に私の名前が書かれていました。その手前の紙に中国側の19名の出席者の名前と肩書きが書かれていました。おそらく中国側の席には日本側の出席者の名前が書かれた紙が置かれていたのだと思います。この日の中国側のトップは市の書記と市長でした。中国では市長よりも書記の方が偉いので一番上に書記の方の名前が書かれていました。中国語の「書記」は日本語では「書記長」のことですが役割は全く違い市長より上の立場なのです。このときの市長は、すぐに書記に昇進されました。
ここではテーブルにど肝を抜かれましたが、せっかくなので料理も少しだけ紹介しておきました。料理はすごいと言う感じではなかったけれど品数はすごかったです。スープだけでも3種類ほど出てきました。
その中の一つです。スープに関しては3種類とも紹介します。

こちらはトマト系のスープです。

こちらは、きのこスープです。 金色のお皿の上に料理の乗ったお皿が順番に乗せられていきました。新しい料理が出てきたときに前り料理が残っていると、その残った料理持っていくかどうかを聞かれます。まだ食べるとしぐさで示すと横に置かれます。新しい料理を横に置くか、前の料理を横に置くかは残り次第です。前の料理に手をつけない場合は新しい料理が横に置かれます。 したがって乾杯のために自分の席を開けていて戻ってくると新しい料理が周りに並べられているのです。

これは、タコと野菜とナッツの料理です。内陸の地域で海鮮料理店以外では蛸の料理は珍しいですね。

大きなテーブルなので回転テープというわけにはいかないのでフランス料理のフルコースのように各自に順番に出されます。これは百合根の料理です。

下の写真が魚料理です。これは桂魚ですね。淡水魚ですが、ススギの種類で、いろんな料理に使われる人気がある魚です。


