2013年09月27日

やっと念願がかないました。 七輪で秋刀魚の炭火焼き

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
七輪を買って炭火で焼いたサンマを食べることが、長年の夢でしたが、ついつい七輪を買いそびれて時間がたってしまっていました。そんな時、家内の誕生日に子供たちが七輪をプレゼントしてくれたのでした。

これがプレゼントしてくれた七輪で、珪藻土で作られた蓋付の本格的な七輪でした。実は蓋が大切な役目があることが、使い終わった時にわかりました。それは使い終わった後に蓋をすると炭火を消火出来ることでした。七輪(しちりん)は「七厘」とも書くそうです。
クリックすると拡大

火床が2つに分かれた長方形の七輪でした。七輪は珪藻土層を切削整形し、焼結して制作します。珪藻土は植物性プランクトンの藻類の一種で二酸化ケイ素(SiO2)の殻を持つ珪藻の死骸が海底や湖底に堆積し長い年月の間に二酸化ケイ素を主成分とする殻のみの化石となった岩石のことで非常に柔らかく軽いことが特徴です。珪藻土の多くは白亜紀(1億4550万年前~6550万年前)以降の地層から産出されているそうです。
珪藻土を使った七輪は江戸時代の初期に能登地方で使われ始めたようです。
クリックすると拡大

実家からもらってきた炭火起こし器を使って炭に火を着けることから始めました。この炭火起こし器は右側に写っている受けが付いているので、室内でも火の着いた炭を容易に移動できるので助かりました。長年、茶道に使っていた茶道具の一つなのです。


このようにガスコンロで炭に火を付けます。火が着くまでは結構時間かかります。


火の着いた炭を七輪に並べました。初めて使うので表面の水性塗料を焼くために20分間空焚きをいたしました。蓋の裏側も空焼きする必要があるために隙間が空くように蓋も置きました。少し煙が出てきて10分程度で煙が止まりましたが、念のため説明書通りに20分間ほど、空焼きをつづけました。
クリックすると拡大

七輪の空焼きが終わったところで金網をおいて秋刀魚を焼き始めました。ここで失敗が一つありました。金網に油を塗っていなかったので秋刀魚の皮が金網に、くっ付いてしまったのでした。それが、今回の秋刀魚の塩焼きの見た目が悪くなった最大の要因でした。
クリックすると拡大

秋刀魚はすごい脂でした。落ちた脂の炎も食欲を増してくれました。
金網に油を塗っていなかったために皮が剥がれていますが、見るからに美味しそうに焼けはじめました。七輪は壁の保温性が高いことから赤外線の発生量が多いため焼き物料理が特に美味しく出来るそうです。
クリックすると拡大

これが出来上がりです。これを取り分けていただきました。今回は見かけは悪かったけれど、さすが炭火焼きと判る風味で美味しくいただきました。もちろんビールも、いつもより美味しく感じました。
七輪で焼肉と焼き鳥も焼いてみたいです。特に焼き鳥を焼くのには、今回の七輪は丁度よい幅のようです。煙が出るので、当分は焼くのは屋外で食べるのは屋内になりそうです。
クリックすると拡大

七輪の材料の珪藻土の元の珪藻の写真を紹介いたします。
植物性プランクトンである珪藻の顕微鏡写真を紹介します。高校時代の生物部に所属していたころに撮った写真です。近いうちに紹介します。数千万年前のこのような珪藻の化石が七輪の材料になっているわけです。珪藻はガラスの殻をもった植物プランクトンなのです。芸術的な文様を見せてくれます。
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大
posted by SORI at 16:05| Comment(46) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月26日

6年前はサクランボが2kgで160円でした。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
2007年に北京の町の中を歩くと道端でサクランボを売っている人を沢山見かけました。驚くほどの数でした。値段を聞くと2kgが10元(160円)とのことでした。
産地は山東省だそうです。食事の帰り道で撮ったものです。北京一のビジネス街の近くの歩道です。中国で一番物価の高い場所です。売り子の人にとっては、ここが一番高く売れる場所なのかもしれません。
6年前も北京は物価は高かったので、驚きの価格でしたが地方の物価とは大きく格差があり安いところから売りに来ていたのだと思います。今は地方の方も物価が上がってきており、今では考えられない値段です。6年で地方の物価も大きく変わってしまいました。

暗くて良く判らなかったので最初はブドウを売っているのかなと思いました。良くみるとサクランボでした。10元につられて買ってしまいました。傷がついたものや形が悪い物も混ざっていますが味は甘ずっぱいサクランボの味でした。大粒のしっかりしたサクランボでした。日本に売るために良い品種を栽培し始めて、それが出回り始めたのかもしれません。
posted by SORI at 06:33| Comment(22) | TrackBack(0) | 北京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

結婚式の花輪  少し事情がわかりました。

が表示された写真はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
我々の泊まっていたジャカルタのホテルの敷地内に四角い看板が沢山並んでいました。小さいけれどわかりますか。これが結婚式のお祝いの花輪なんです。たまたま前日に撮った検問の場所の写真を見てもらえれば判りますが前日の午前には花輪はまったくありませんでしたが前日の夜に突然置かれました。
この写真は当日の17時の写真です。
残念ながらこの後食事に行きホテルに帰ってきたときは結婚式はすでに終わっていたため当人たちを見ることは出来ませんでした。ただし着飾った沢山の出席者の人たちは見かけました。
この日は財界の有力者関係の結婚式だったのです。すごい人たちが出席されたそうです。失礼かと思いましたが思い切ってバリ猫さんに花輪に関してお聞きしました。ありがとうございました。さすがバリ猫さんです。
花輪(花看板)の上側に書いてあるのは結婚した御2人の名前で下側に書いてあるのが送り主の方だそうです。
結婚されたのは「CharlesくんとKataleneさん」のようです。あらためて花輪の数を数えてみました建物に隠れていて正確には判りませんが140以上の花輪が送られているようです。


解像度はよくありませんが、拡大してみました。
クリックすると右側の方も表示します。すごい数に驚きますが1枚1枚デザインが違うのにはもっと驚きました。送る人の心がこもっているような気がします。
クリックすると拡大全体表示

同じ時間帯のホテルの裏側の庭です。何事もないかのようにプールでみんな楽しんでいます。
クリックすると拡大
posted by SORI at 04:12| Comment(14) | TrackBack(1) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

朝食 ジャカルタ

IMG_1316-50.jpg
IMG_1316-1180.jpg
日本からジャカルタに着いて最初の朝食です。まったく知識がないので判らないけれどもインドネシア風のものを選んだつもりです。? 焼き飯と焼きそばです。
昨日の夕食の時に焼き飯と焼きそばは美味しいとの話があったので、これかなと選んで見ました。
ネットで調べてみました。
  焼きそば ⇒ ミゴレン
  焼き飯  ⇒ ナシゴレン

こちらがミゴレン(焼きそば)です。


そして、こちらがナシゴレン(焼き飯 / 炒飯)です。


変わったせんべいが三種 これはまったくわからないけれど美味しかったです。これに関してクリックすると拡大するので見てコメントで教えてほしいです。→バリ猫さんから変わったせんべいはクルプック(揚げ煎餅)とコメントで教えていただきました。
IMG_1464-960.jpg
バリ猫さんのコメント紹介させていただきます。
おせんべいのようなものは、クルプックの一種です。

日本ではクルプック=海老せんべいというイメージで紹介されていますが、本当は「揚げ煎餅」です。

こちらでは、写真のように豆や香草の入ったものや、サカナを使ったものなど、いろいろな種類のクルプックがあります。ちなみに、写真の赤い豆入りのクルプックは、クルプック・ウンピンと言います。
by バリ猫

朝食の前にホテルの中の庭を散歩してみました。なかなか立派な庭だったので少し紹介いたします。


庭の中にプールもありました。


赤道直下の場所です。花も見たことのないものばかりでした。


朝早かったのでフラッシュを使ってみました。
posted by SORI at 18:35| Comment(20) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リブロース煮込み



インドネシアのジャカルタは、ある分野において世界でも有数な町です。それは世界の一流な料理が食べれる町なのです。もちろんその分野では東京が世界で一番であると思いますが、アジアの地域においてはジャカルタも飛びぬけた存在です。上海や香港も沢山の美味しいレストランがありますが、中華料理のお店が圧倒的に多いことから世界の料理となると霞んでしまっている気がします。
ジャカルタは料理の種類が偏ることがないのことが現在のジャカルタの料理の美味しい世界を作っているのだと思います。
この日は上の写真のリブロースの煮込みを食べるために、我々が泊まっていたケンピンスキー(Kempinski)の隣のホテルGrand Hyatt内のレストランC'sにやってきました。

こちらのレストランはいろんな国の料理が食べれます。これは最初に無料で出してもらったナンのような食べ物です。大きく膨らんでいますが、中は中空な食べ物です。


このナンのようなパンのような食べ物は一緒に出てきた辛味のあるソースをつけて食べました。


こちらは頼んだサラダです。イタリア風のチーズが沢山乗ったサラダでした。


やっぱり最初はビールですね。


パイ生地の中に具が入った料理です。これはビールに合いました。


こちらのお店の北京ダックも美味しいとのことなので半羽頼みました。確かに一流の味でした。


レストランの雰囲気も紹介したいので店内の写真を掲載いたしました。


これが、この日の最大の目的であったリブロースの煮込みです。


柔らかく煮込んでありました。シチューともステーキとも違う味わいの料理でした。


少しでも味わいを感じてもらうために、さらに拡大いたしました。この肉料理は絶品に言うにふさわしい料理でした。


インドネシアは輸入のお酒が高い国ですが、こちらのお店は左のように沢山のワインが用意されていました。
このワインが並べられた入口がレストランを探す目印となります。肉料理となると赤ワインが欲しくなります。さっそくいただきました。もちろん右上の白ワインも頼みました。

サーロインステーキも頼みました。牛肉はアメリカかオーストラリアからの輸入牛です。アメリカ牛が5400円でオーストラリア牛が8600円でした。煮込みとステーキの肉料理は大満足でした。オーストラリア牛のリブロースのステーキだと10500円になります。輸入ものはお酒も含めて高いのがインドネシアです。


肉料理を食べるとシーフードが食べたくなりますね。さっそくシーフードの盛り合わせを頼みました。


牡蠣に貝、伊勢海老に蟹に少し小型の海老が沢山乗っていました。


シーフードは全て生簀で生きていた新鮮なものばかりでした。


料理は全てオープンキッチンで作られます。大きな厨房がレストランの真中に陣取っていました。

レストランの名前は「C's Steak and Seafood Restaurant 」です。ホームページの記載内容です。
Grand Hyatt Jakarta’s favorite restaurant, serving the freshest selection of seafood, the finest choice of Australian and US Prime Beef. C’s is also a haven for wine connoisseurs with a 3,000-bottle walk-through cellar providing a great escape from even the toughest day. This casually chic restaurant features a fully open kitchen, four private rooms and a sweeping view of the lobby. Located on Level 4, C’s is a collage of sights, sounds and smells that will guarantee an unforgettable experience.

最後はデザートですが、マンゴープリンに


フレッシュマンゴーを頼みました。
冒頭で東京は世界一の美食の町と書きましたが、これは私の少ない海外経験の個人的な感想ではあります。
ただしミシュランの星の数も都市では東京(東京・横浜・鎌倉)が世界一なのです。
2010年11月において東京は星の総数が348個(266店舗)と世界一ですが最高峰の三ツ星レストランの数も14店(2013年は15店)と世界一です。ちなみに2013年の星の総数は373個(286店舗)です。
大坂(京都・大坂・神戸)の総数は313個(243店舗 三ッ星12店)です。
つまり東京および大坂が都市においては三位のパリ(総数97個 64店舗 三ッ星10店)を圧倒していることになります。ただし国ではフランス(総数687個 558店舗 三ッ星26店)が一位ですが日本は東京と大坂以外はリストされていないためで東京+大坂の合計数値(総数661個 509店舗 三ッ星26店)がフランス全体に匹敵していることを考えると日本は実質的に世界一と言えるかもしれません。星の数の定義を書いておきます。
  1つ星 : その分野で特に美味しい料理
  2つ星 : 極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
  3つ星 : それを味わう為に旅行する価値がある卓越した料理
ちなみにジャカルタは調査されていないようでミシュランレストランは無いようです。アジアでミシュランレストランがあるのは日本、マカオ、香港です。
posted by SORI at 16:36| Comment(48) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大涌谷で黒玉子を食べました。

2016年5月1日 大涌谷の黒玉子が一年ぶりに復活した記事を追記しました。
2015年5月6日 火山情報および黒玉子販売中止の記事を追記しました。

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

いつの頃からか箱根の大涌谷と言えば黒玉子が有名となり、最近ではテレビでもよく取り上げられて、すごい人気です。そのために、大涌谷で黒たまご(黒玉子)を食べることが観光の一つのイベントなっているようです。我々も黒玉子を買っていただきました。

黒玉子が作られているのは、散策路の終点にある閻魔台の中の温泉池です。この写真はロープウエーの大涌谷駅から閻魔台の方向を撮った写真で建物の奥の蒸気(噴煙)が上がっているところが閻魔台です。
クリックすると拡大

閻魔台のあたりを拡大しました。写真の右下の建物が黒玉子を製造販売している黒玉子茶屋です。地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるのです。
クリックすると拡大

クリックすると拡大こちらの約80度の温泉池で籠に入れた生卵を60分ほどじっくりと茹でます。生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着するそうです。これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがります。この黒くなった卵を蒸し釜に移動して約100度の蒸気で15分ほど蒸せば出来上がります。


温泉池と黒玉子茶屋の前の広場には黒玉子を食べるテーブル「玉子スタンド」があり、みんな、そこで黒玉子を食べていました。
クリックすると拡大

こちらが閻魔台の黒玉子茶屋です。我々も、ここで黒玉子を買いました。


クリックすると拡大クリックすると拡大黒玉子と呼ばれるようになった時期を検索しましたが、残念ながらわかりませんでした。現在の袋は3代目だそうです。右の2枚の写真はネットから拝借した2代目の袋(2008年 左)と初代と思われる袋(2004年5月 右)の写真です。そのことからの推測ですが、黒玉子に延命祈願が使われるようになったのは、そんなに古いことではなさそうです。袋の中には5個の黒玉子が入っていました。値段は500円なので1個あたりの値段は100円ということになります。初代袋から二代目袋の2008年8月6日のブログまでは6個500円でした。6個500円から5個500円に値上げなったのは2008年8月~9月の間と思われます。2008年9月27日の時点では5個500円でした。袋に関してブログを確認した結果2008年12月28日は2代目袋で2009年1月11日は3代目袋でした。つまり3代目袋に替わったのは2009年1月初めのようでした。
3代目袋(2013年8月24日撮影)


すぐにテーブル「玉子スタンド」で食べました。みなさん、黒玉子を食べているところです。


こちらの玉子スタンドで殻を割って食べます。この玉子は1個食べると7年寿命が延びるといわれる延命祈願の玉子です。本気で栄養価値的に寿命が7年延びると信じている人は少ないと思いますが、話題として食べるだけでなくいろんなところを歩いて栄養がつくものを食べたくなっているのも確かな気がしました。


ほんとうに真黒の玉子でした。これが茹でたてのようで、触れないほどの熱さでした。


殻を剥くと普通の真白の玉子でした。玉子が熱いために、きれいに薄皮を剥くことが出来ませんでした。新しい卵の場合も薄皮が剥きにくいのですが、剥くときに熱くて触れなかったことが、きれいに剥けなかったことへの影響が多い気がしました。


さっそく頂きました。玉子の匂いなのか殻から手に付いた匂いなのかわかりませんが微かな硫黄の匂いが美味しさを増してくれている気がしました。黄身の表面が薄黄緑なのは硫化水素の影響です。ただし温泉の硫化水素ではなくて白身からでた硫化水素だと思われます。卵の白身には硫黄を含んだアミノ酸であるシスチンやメチオニンが含まれており、加熱するとこれらのアミノ酸が分解して硫化水素が発生します。その硫化水素と黄身の中の鉄分と反応して黒色になることから薄黄緑色となります。特に黒玉子は長時間茹でる上に冷やさないで熱いままなので変色の色が濃いのだと思います。これも黒玉子の特徴と言えるかもしれません。


黒玉子に延命祈願が込められたのは、この延命地蔵尊に由来して考えられたようです。鎌倉時代に作られたと言われる、延命地蔵尊は延命・子育ての、お地蔵様です。このお地蔵様にあやかり「黒たまご」を食べることを、寿命を延ばす延命祈願としたようです。かつては、このお地蔵様の近くに黒たまごの温泉池があったと、書かれていました。「7年寿命が延びる」は7という数字が七福神など縁起の良い数字として使われるため、いつの間にか言われ始めたものです。
クリックすると拡大

閻魔台で作られた「黒たまご」は大涌谷駅の近くの売店でも販売しているため、黒玉子茶屋から大涌谷観光センターに黒玉子専用のロープウェイで運んでいました。


黒玉子を運ぶためのゴンドラです。


大涌谷駅の方から見た玉子専用ロープウェイです。登りで生卵を運び、降りで黒玉子を運んでいるのだと思います。手前の建物が大涌谷観光センターです。


黒玉子が作られている黒玉子茶屋の方向から延命地蔵尊の方向を見た景色です。


大涌谷観光センター近くの、いろんな場所で黒玉子が売られていました。でも熱々を食べたい時はやはり閻魔台まで登ることをお勧めします。


赤色マーク( )が黒玉子が作られている80℃の温泉池で、緑色マーク( )が黒玉子茶屋で、臙脂色マーク( )が湯気が上がっている閻魔台です。
赤色ライン( )が玉子専用のロープウェイです。紫色マーク( )が大涌谷観光センターの中の閻魔台に近い売店の建物で、この建物に玉子専用のロープウェイがつながっています。黄色マーク( )が黒玉子の延命効用の由来となった延命地蔵尊です。青色ライン( )が散策路で青色マーク( )は大涌谷駅です。
   大涌谷 蒸気噴出口
   大涌谷駅
   延命地蔵尊
   黒たまご売店の一つ(大涌谷観光センター)
   黒たまご茶屋
   黒たまご温泉池
   閻魔台
   大涌谷散策路
   玉子専用のロープウェイ 
   箱根ロープウェイ

より大きな地図で 大涌谷 を表示

追伸 2015年5月6日 黒玉子販売中止
2015年4月26日から大涌谷付近からの火山性地震が増加に伴い、気象庁が5月3日午後に臨時の火山情報を発表したことを受けて、箱根町は2015年5月4日早朝から大涌谷周辺のハイキングコースの立ち入りを禁止することを決定したそうです。すでに2015年3月27日には大涌谷に限定した避難マニュアルが作成されて発表されていました。黒玉子の製造場所の温泉池が立ち入り禁止区域内にあり、黒玉子が作れなくなったことから規制区域外の観光センターの売店でも黒玉子は販売中止されたそうです。
箱根山の火山性地震増加 大涌谷の遊歩道を初規制
カナロコ by 神奈川新聞 5月4日(月)7時3分配信
気象庁は3日、箱根山(箱根町)の大涌谷付近の浅い場所を震源とする火山性地震が増えていると発表した。突発的な蒸気噴出現象が発生する可能性があり、箱根町は、大涌谷の半径約3キロの範囲で遊歩道とハイキングコースを4日から立ち入り禁止にする。同町によると、火山性地震による規制は初めて。
気象庁は「直ちに噴火する兆しはみられない」として、噴火予報は「平常」を維持。立ち入り禁止区域以外の温泉地などには影響ないという。
気象庁によると、4月1日以降の火山性地震は約150回で、特に4月26日から急増。そのうち、体に感じる揺れ(震度1相当)は4回だった。5月3日朝には、大涌谷近くの温泉施設で蒸気が勢いよく噴出しているのが確認された。
箱根山では2013年にも5カ月間に約500回の火山性地震を観測するなど、活動が活発になることがあった。気象庁は4日に現地に職員を派遣して詳しい状況を調査する方針。
◇GWに痛手
箱根町は3日、緊急会見を開き、大涌谷周辺の自然研究路(遊歩道)とハイキングコースを4日から閉鎖すると発表した。観光客が特に多い大型連休中の規制について、町は「観光面では痛手だが、万が一に備えた」と安全を優先する姿勢を強調した。
閉鎖するのは、自然研究路の入り口から「玉子茶屋」付近までの約300メートルのほか、駒ケ岳や早雲山などにつながる半径約3キロにわたる四つのハイキングコース(全長計約12キロ)。
周辺では火山性地震だけでなく、通常は高さ10メートル程度の噴気が20メートルを超えているほか、火山性ガスや地殻変動も同時に観測している。規制は活発な活動が終息するまで続くが、県温泉地学研究所は「今回のような群発地震は数年に一度起きており、通常1~2カ月、長いときは半年で終息する」と分析している。

5月6日には噴火警戒レベルもレベル1(正常)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。噴火警戒レベルは火口周辺規制ですが、大涌谷以外の箱根全体の観光客が減ってしまう被害は、一部の派手な報道の影響も無縁ではないようです。箱根町は真面目に安全を最優先に対応しているので過剰な反応は気の毒です。
対象範囲は次の通りです。レベル1と2の違いは火口内と火口周辺です。
  レベル1 火口内等
  レベル2 火口周辺
  レベル3 居住地域の近くまで
  レベル4 居住地域を含む
  レベル5 居住地域を含む


2015年5月6日時点の日本全国で噴火警戒レベルが設定された火山です。
①~⑤が警戒レベルを表しています。クリックすると現在発表されている警戒レベルを表示します。その後の変化は次の通りです。
  2015年5月29日 口永良部島 レベル3→レベル5
  2015年6月11日 浅間山   レベル1→レベル2
  2015年6月30日 箱根山   レベル2→レベル3


追伸 2016年5月1日 黒玉子販売再開
大涌谷の黒玉子が一年ぶりに復活しました。
2016年4月28日から突然に本記事へのアクセスが増えたことで気がつきました。数値は、訪問者数(人) / アクセス数(件)です。
      SORI全体アクセス  本記事アクセス
 4月25日 1242人 / 5618件   12人 /  12件
 4月26日 1265人 / 5511件   10人 /  10件 
 4月27日 1321人 / 6251件   11人 /  12件
 4月28日 1920人 / 8648件  442人 / 492件 販売再開日
 4月29日 1527人 / 6195件  163人 / 181件
 4月30日 1581人 / 5496件   82人 /  95件
 5月01日 1623人 / 6328件   52人 /  67件
 5月02日 1446人 / 4585件   42人 /  46件
 5月03日 1719人 / 5346件   45人 /  49件
 5月04日 1630人 / 5970件   91人 / 108件
 5月05日 1586人 / 5236件   26人 /  30件
ネットの記事を枠内に転記いたします。
箱根名物復活 黒たまごの販売 1年ぶりに再開
カナロコ by 神奈川新聞 4月28日(木)14時8分配信
クリックすると拡大箱根名物「黒たまご」を製造・販売する奥箱根観光は箱根山・大涌谷周辺の火山活動活発化の影響で中止していた製造・販売を28日、再開した。昨年5月3日の大涌谷の売店での販売を最後に中止しており、約1年ぶりの再開となった。
新たな売り場となった箱根町仙石原の「くろたまご館4」では、復活かなった名物を求める観光客らで午前中からにぎわった。

大涌谷のライブ映像を掲載いたします。 → ボチッ
2016年3月9日から公開されています。
下記の埋込画面では動画は表示出来ません。ボチッをクリックしてください。
posted by SORI at 10:59| Comment(35) | TrackBack(3) | 箱根 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Seesaaブログのコメント設定について・・・
1 コメント入力に関する設定 →ポチッ
2 コメントリスト         ポチッ
3
昨日の記事ランキング
    先週(月~日)の記事ランキング
      先月の記事ランキング