2013年08月26日

伝統の朝顔 佐倉城址

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

夏は朝顔の季節です。今、千葉県佐倉市の佐倉城址で朝顔の展示が行われていると聞いて、2013年8月18日(日曜日)に見に行きました。展示されている朝顔は全て「くらしの植物苑」で育てられた朝顔で、植物苑内のハウス、東屋、よしず展示場などで公開されていました。お盆の期間(8月12日~18日)は朝8時30分から開苑していました。
説明文の頭に★が付いた写真はクリックすると拡大します。
特別企画 伝統の朝顔
 場所 佐倉城址公園
 主催 国立歴史民俗博物館
 会場 くらしの植物苑→ポチッ
 期間 2013年7月30日~9月1日
 料金 100円 小中学生は無料
          土曜は高校生は無料
 開苑 9時30分~16時30分
 定休 月曜日
 展示種類
   正木系     44系統
   出物系     26系統
   大輪朝顔   25系統程度
   欧米系朝顔  10系統程度
朝顔は幕末頃に変化朝顔などの多くの品種が創り出されてましたが、最近では単純な大輪朝顔に圧倒されていることから、一部の愛好家の努力によって大切に保存されて現在に伝えられています。その変化朝顔である正木系や出物系を沢山紹介している貴重な朝顔展であることを知りました。したがって朝顔展の雰囲気と変化朝顔を中心に紹介したいと思います。

★入口を入って最初に迎えてくれるのが朝顔の大きな仕立物です。アサガオは花だけでなく、仕立てられた葉の緑も魅力があることが判りました。
クリックすると拡大

★その中で沢山の花を付けていたのが、さわやかなブルーの朝顔でした。
クリックすると拡大

★その朝顔は園芸品種として代表的な空色朝顔「ヘブンリー・ブルー」でした。「天上の青」という意味だそうです。
クリックすると拡大

★大きな仕立ての朝顔の中にもう一つ沢山の花を付けているものがありました。それには「曜白アサガオ」と書かれていました。曜白は「ようじろ」と読みます。2種類が一つの鉢に植えられているようでした。
クリックすると拡大

それでは変化朝顔を紹介する前に大輪系の朝顔を紹介いたします。こちらが大輪の朝顔が展示されている「よしず張の展示場」です。このような大輪系の「よしず張の展示場」が2つありました。


★よしず張の展示場を横から見ました3段に展示されていました。
クリックすると拡大

★中央の朝顔は展示番号「歴青-38」の正木系統の大輪の朝顔で名前は藤霞娘(ふじかすみむすめ)変と書かれていました。名前の上に「青/斑入/蝉葉/紫/丸咲/大輪」との表示がありました。朝顔の世界では、この表示方法が使われるのようです。名前が無くても、この表示だけがされているものが沢山ありました。クリックすると花だけを拡大いたします。
クリックすると拡大

大輪の朝顔の写真の掲載を続けます。こちらは歴青-36黄/蝉葉/黒鳩/縞/丸咲/大輪で名前は月夜野(つきよの)です。


花の写真を撮ると同時に名札の写真も撮りました。その名札を紹介します。下記の左側の名札に黄/蝉葉/黒鳩/縞/丸咲/大輪と書かれています。花の名前はかっこ付きで(月夜野)と表現されています。左側は別の名札で青/蜻蛉/丸笹葉/紅/覆輪/切咲/牡丹です。こちらには名前が書かれていません。


★表示されている黄/蝉葉/黒鳩/縞/丸咲/大輪は花や葉の形を表しているので言葉の意味を説明いたします。クリックすると拡大されたものが別表示となるので、この後の写真の説明がわかりやすくなると思います。
クリックすると別表示

こちらは159黄/斑入/蝉葉/藤紫/吹雪/丸咲/大輪で名前は鳴海潟(なるみがた)です。


★こちらは歴青-20青/斑入/蝉葉/藤色/丸咲/大輪で名前は浪花の藤(なにわのふじ)です。
クリックすると拡大

★こちらは歴青-15青/斑入/蝉葉/桃色/丸咲/大輪で名前は新天津(しんてんしん)です。
クリックすると拡大

こちらは歴青-3青/斑入/蝉葉/紺/吹雪/丸咲/大輪で名前は雅秋(がしゅう)変です。


★こちらは歴青-8青/斑入/蝉葉/白/丸咲/大輪で名前は鷺娘(さぎむすめ)です。
クリックすると拡大

★この2つは同じ朝顔です。花ごとに模様が違う朝顔をでした。こちらは歴青-1黄/斑入/蝉葉/紅/吹掛絞/丸咲/大輪で名前は吾妻絞(あずましぼり)です。
クリックすると拡大クリックすると拡大

★やっぱり朝顔は、このカーテン仕立ての姿が似合います。過去の展示期間を調べてみました。月曜日が休みなので火曜日~日曜日が基本のようです。2006年にはNHKの朝のニュースで紹介されたこともあるそうです。
    2013年 7月30日(火)~9月01日(日)
    2012年 7月31日(火)~9月02日(日)
    2011年 8月02日(火)~9月04日(日)
    2010年 8月03日(火)~8月29日(日)
    2009年 8月04日(火)~8月30日(日)
クリックすると拡大

こちらがカーテン仕立てに使われていた朝顔です。
上の段は色は違いますが同じ種類で黄/鍬形葉/吹詰/葡萄鼠/多曜/丸咲です。葡萄鼠のところが紫に置き換わるのかもしれません。
下の段の左側が黄/斑入/洲浜葉/紅/吹掛絞/丸咲で右側が青/縮緬/立田葉/紅/筒白/車咲/牡丹です。



★それでは本命の変化朝顔を紹介いたします。変化朝顔の写真を撮りに来られている方は多かったです。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の親木で出品番号666青/斑入/笹葉/茶/覆輪/車絞/切咲です。大輪の朝顔のような( )内の名前はありませんでした。( )内の名前が無いものは、/ を省いて「青斑入笹葉茶覆輪車絞切咲」が名前となります。判りやすくするために / を入れたのだと思います。
クリックすると拡大

こちらは正木系統の朝顔で出品番号508青/蜻蛉立田葉/淡青/切咲です。名前はありませんでした。


こちらも正木系統の朝顔で出品番号503青/丸立田/芙蓉葉/紫/切咲です。これも名前はありませんでした。


こちらも正木系統の朝顔で出品番号509青/縮緬/立田/雨龍葉/紅/車咲です。これも名前はありませんでした。


こちらも正木系統の朝顔で出品番号522青/縮緬/蜻蛉葉/桃/台咲です。これも名前はありませんでした。


こちらも正木系統の朝顔で出品番号580青/斑入/蝉葉/淡藤/模様入/縮咲です。これも名前はありませんでした。


こちらも正木系統の朝顔で出品番号751青/斑入/桔梗渦葉/白地/赤吹掛絞/桔梗咲です。これも名前はありませんでした。


こちらは正木系統の朝顔で出品番号840青/林風/打込/渦葉/淡紫地/紅紫/車絞/丸咲/八重です。これも名前はありませんでした。


★こちらは出物系統の親牡丹で出品番号670黄/斑入/常葉/紺/覆輪/丸咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

こちらは出物系統の牡丹出物で出品番号961黄/鍬形葉/吹詰/茶/多曜/丸咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。


こちらは出物系統の親木で出品番号415青/斑入/抱/常葉/淡藤鼠色/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。


クリックすると拡大★こちらは出物系統の親牡丹で出品番号607青/蜻蛉/丸笹葉/紅/覆輪/切咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。上で紹介した名札の一つがこの朝顔の名札でした。つまり呼び名は青蜻蛉丸笹葉紅覆輪切咲牡丹となります。
クリックすると拡大

こちらは出物系統の親牡丹で出品番号415青/斑入/抱/常葉/淡藤鼠色/丸咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。


★きれいな色の朝顔でした。こちらは出物系統の親木で出品番号419黄/抱/常葉/紫/丸小咲です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★光が透ける朝顔も素敵でした。こちらは出物系統の燕出物で出品番号419?の黄/抱/燕/常葉/紫/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。出品番号に?を付けたのは上の濃紫の朝顔の出品番号も419だったからです。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の親木で出品番号440青/抱/並葉/白/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の親牡丹で出品番号605青/打込/弱渦葉/青/丸咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の親木で出品番号607青/蜻蛉/丸笹葉/紅/覆輪/丸咲/です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

この可憐な花も朝顔で、こちらは出物系統の一重出物で出品番号606青/水晶斑入/弱渦/柳葉/淡藤/爪覆輪/采咲/です。こちらも名前はありませんでした。


★こちらの濃い紫色の朝顔は出物系統の親木で出品番号636青/渦葉/江戸紫/丸咲/です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★上の朝顔と色合いが違いますが表示は636 青/渦葉/江戸紫/丸咲/で、上のものと同じでした。
クリックすると拡大

こちらは出物系統の親木で出品番号646青/打込/弱渦/常葉/白/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。


こちらは出物系統の牡丹出物で出品番号646?の青/打込/弱渦/柳葉/白/采咲/牡丹です。これも名前はありませんでした。


こちらは出物系統の一重出物で出品番号646青/打込/弱渦/柳葉/白/采咲です。こちらも名前はありませんでした。上の2つ朝顔とは出品番号が646で同じです。丸咲と采咲牡丹と采咲一重の違いです。


この朝顔は花も特徴的ですが、葉がもっと特徴的で糸柳葉と言うそうです。こちらは出物系統の一重出物で出品番号655黄/糸柳葉/紅/細切/采咲です。こちらも名前はありませんでした。


★こちらは出物系統の牡丹出物で出品番号655黄/糸柳葉/紅/細切/采咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。こちらも上の朝顔と出品番号は同じ655でしす。上の朝顔とは牡丹と一重の違いです。
クリックすると拡大

★上の朝顔の全体の姿です。特徴的な朝顔であることが判ってもらえると思います。
クリックすると拡大

こちらは出物系統の親牡丹で出品番号661黄/弱渦/丸葉/淡水色地/青紫吹雪/星咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。


こちらは出物系統の親木で出品番号661黄/弱渦/丸葉/淡水色地/青紫吹雪/星咲です。こちらも名前はありませんでした。上の朝顔とは牡丹ではないところが違います。上と同じ番号ですが花の色合いは似ているので同じ番号でも間違いではないのかもしれません。


こちらは出物系統の牡丹出物で出品番号661?の黄/弱渦/柳葉/淡水色地/青紫吹雪/細切/采咲/牡丹です。上の写真の番号と同じですが、あまりにも違う姿なので、こちらも名前はありませんでした。この出品番号は間違いかもしれません。


★こちらは出物系統の親木で出品番号1091青/斑入/縮緬/立田葉/紅/筒白/車咲です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

こちらは出物系統の親木で出品番号X578青/斑入/渦葉/葡萄鼠/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。渋い紫は葡萄鼠色というようです。


こちらは正木系統の朝顔で出品番号508青/蜻蛉立田/淡青/切咲です。こちらも名前はありませんでした。


★こちらも正木系統の朝顔で出品番号583青/斑入/弱渦/丸葉/淡空色/暈覆輪/縮咲です。こちらも名前はありませんでした。この花の特徴は縮咲です。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の牡丹出物で出品番号605青/打込/弱渦/柳葉/青/采咲/牡丹です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

クリックすると拡大★全体の姿が最も変わった朝顔がこちらでした。
こちらは出物系統の出物で出品番号837青/渦/顰葉/渦小人/紅/筒白/丸咲です。つまり呼び名は青渦顰葉渦小人紅筒白丸咲(あお・うず・しかみば・うずこびと・べに・つつしろ・まるざき)となります。変化朝顔では珍しく渦小人(うずこびと)の名前がつけられていました。
クリックすると拡大

★こちらは出物系統の親木で出品番号632青/蜻蛉/笹葉/極淡藤色/切咲です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★こちらは正木系統の朝顔で出品番号597青/弱渦/蝙蝠南天葉/淡青地/藤紫/吹雪/筒咲/八重です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★こちらは正木系統の朝顔で出品番号714黄/打込/桔梗渦/蜻蛉葉/赤紺/星咲です。こちらも名前はありませんでした。
クリックすると拡大

★最もシンプルな呼び名の朝顔が、こちらは正木系統の朝顔で出品番号817青/渦葉/紅/丸咲です。こちらも名前はありませんでした。呼び名も青渦葉紅丸咲と短いです。
クリックすると拡大

★正木系統が展示されたハウスです。
クリックすると拡大

★花が変わっているものは葉も変わっていました。
クリックすると拡大

★枝垂れ仕立てのアジサイも展示されていました。巻きつかない種類なのでしょう。
クリックすると拡大

休憩所となっている東屋の中にも展示されていました。


赤のマーク( )のところが伝統の朝顔の展示が行われていた「くらしの植物苑」です。緑のマーク( )は国立歴史民族博物館の本館と佐倉城の天守閣があった場所です。「くらしの植物苑」も国立歴史民族博物館の施設の一つです。
  国立歴史民俗博物館
   住所 千葉県佐倉市城内町 117
   電話 043-486-0123(代)
   HP  http://www.rekihaku.ac.jp/index.html

より大きな地図で 国立歴史民族博物館 を表示
ラベル:佐倉 朝顔 植物
posted by SORI at 13:36| Comment(42) | TrackBack(0) | 千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月24日

鬼の築いた九十九段の石段 熊野磨崖仏

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
九州旅行の最後に行った場所がこちらの記事の場所でした。先ほど(2013年8月23日17時40分)、NHKでこの場所が出て来たので再掲載いたしました。
これは九州の国東半島(くにさきはんとう)にある熊野磨崖仏です。この日は泊まっていた湯布院から夕方のフライトで大分空港から帰るスケジュールでした。特に行く場所は決めていなかったので、湯布院の町を散策したあと大分空港に近いこの熊野磨崖仏に行くことにしました。このあたりは、いろんな場所に石仏があることは有名です。もっとも有名なのが大分からさらに南の4群60余体ある臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)ですが、一度行ったことがあり、空港から遠いので、初めての熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)にしました。熊野磨崖仏は国の重要文化財(1964年5月26日指定)及び史跡(1955年2月15日指定)に指定されています。

熊野磨崖仏は、大分県豊後高田市にある平安時代()794年~1192年)の後期の磨崖仏だそうです。伝説では719年に造られた言われていますが、「六郷山諸勤行等注進目録」や「華項要略」の記録の中で1228年に存在が出てくるので平安後期あるいは藤原末期と推定されています。掲載している航空写真のような辺鄙な場所にある磨崖仏で駐車場のある胎蔵寺まで急坂を上ります。胎蔵寺に上がってくる車道もすれ違いが出来ない細い道でした。
地図内のアイコンを数回クリックすると、この位置が判ってくると思います。

胎蔵寺からの山道への入口です。拝観料200円を払い、杖を借りて登ります。このような参道が210m続いたところに鳥居があり、そこから急な石段が87m続きます。
クリックすると拡大

拝観料を支払うところで九十九段の石段があると言われました。実は九十九段の石段には、言い伝え(伝説)がありました。鳥居の横には福岡県俳句協会会長の岸原清行さんの俳句「磨崖仏 千年が過ぎ 蝶が過ぐ」の碑が立てられていました。別府出身の内藤凡柳の川柳「信心を 石段で見る 磨崖佛」の碑もありました。
ちなみに同じ5・7・5の川柳と俳句の違いは→こちら
クリックすると拡大

下の写真は鳥居をくぐって乱積の石段を半分くらいの登ったところで撮りました。頂上に神殿が見えると思います。その神殿のある場所まで登る乱積の石段「熊野権現の道」は鬼が一晩で築いたと言われているのです。いただいたパンフレットに書かれていた、伝説は下記の通りです。
紀州熊野から田染に、お移りになった権現さまは霊験あらたかで、近郷の人々はお参りするようになってからは家は栄え、健康になりよく肥えていた。その時、何処からか一匹の鬼がやってきて住みつきました。鬼はこのよく肥えた人間の肉が食べたくてしかたないが権現さまが怖くてできなかった。

然しどうしても食べたくなってある日、権現さまにお願いしたら、「日が暮れてから翌朝鶏が鳴くまでの間に下の鳥居から神殿の前まで百段の石段を造れ、そうしたらお前の願いを許してやる。然しできなかったらお前を食い殺すぞ」
と云われた。権現さまは一夜で築くことはできまいと思って無理難題を申しつけたのですが鬼は人間が食べたい一心で西叡山に夕日が落ちるて暗くなると山から石探して運び石段を築きはじめました。

真夜中頃になると神殿の近くで鬼が石を運んで築く音が聞こえるので権現さまは不審に思い神殿の扉を開いて石段を数えてみるともう九十九段を築いて、下の方から鬼が最後の百段目の石をかついで登って来る。権現さまはこれは大変と、かわいい里の人間が食われてしまう、何とかしなければと、お考えになり声高らかに、コケコウーロと鶏の声をまねられたら、これを聞いた鬼はおわてて「夜明けの鶏が鳴いた、もう夜明けか、わしはこのままでは権現さまに食われてしまう、逃げよう」と最後の石をかついだまま夢中で山の中を走り、一里半(6キロ)ほど走ってやっと平地に出ましたが、息がきれて苦しいので、かついだ石を放ったら石が立ったまま倒れないので、そこを立石(速見郡山香町)と呼ぶようになった。

鬼はそのまま倒れて息絶えた。これを聞いた里人たちは、これで安心して日暮らが出来る。これも権現さまのおかげと、岩に彫んだ大日さまのお加護であると朝夕感謝するようになった。
クリックすると拡大

上から見下ろした乱積の石段です。これを下りるには慎重にバランスをとりながら下りることになるので思った以上に筋肉が鍛えられるようで、翌日ふくらはぎが張っていました。
強制的に渡される杖も、さまになっていたし、役にたちました。
クリックすると拡大

左が冒頭の写真の不動明王像で右が大日如来像です。熊野磨崖仏は石仏は、この2体だけでした。
クリックすると拡大

向かって左に位置する不動明王像は高さ約8メートルの半身像で、比較的軟らかく加工しやすい岩壁に刻まれており風化が進行しているため、明王像ですが憤怒の相は現さず、口元に柔和な笑みを浮かべているよう見られています。左右両脇には高さ約3メートルの矜羯羅童子と制多迦童子像の脇童子の痕跡が認められます。
円形頭光の上方三面の種子曼茶羅(しゅじきんだら)が隠刻されており中央を理趣教曼茶羅、右方を胎蔵界曼茶羅、左方を金剛界曼茶羅と言われて修験道霊場であったそうです。
クリックすると拡大

右の小さいほうの大日如来像です。高さは約6.7メートルの半身像で、高さ約8メートルのくぼみ(龕(がん))の中に彫り出されている。羅髪等の造形的特徴から、不動明王像よりも制作年代が下ると推定されています。
クリックすると拡大

不動明王像と大日如来像の間に高さ1.5mの方形の龕が刻まれています。これは家津御子と速玉の二神像とみられています。


印が押された拝観券を記念に掲載いたします。

階段の一番上にある神殿です。熊野磨崖仏は99段(87m)の乱積の石段の途中(神殿から20m手前)にあります。


神殿の広場には磨崖仏はありませんでしたが、岩を削って祭られているところはありました。


途中の参道の横にはしっかりとした石積みの水路がありました。大雨の時に山が雨で削られないようにした工夫のように思えました。
クリックすると拡大

こちらが参道入口にあった今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)です。石の不動明王が置かれていましたが、光っているように感じられませんか。護摩堂の前の小さな七福神と思われる石像もピカピカです。
クリックすると拡大

七福神や不動明王が光っている理由はこれでした。梵字のシールでした。お参りした人が張るのでしょうか。クリックすると拡大するので張られているシールがわかると思います。
クリックすると拡大
posted by SORI at 21:37| Comment(44) | TrackBack(1) | 九州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月23日

8月20日は焼肉を堪能いたしました。


2013年8月22日追伸 タイトル: 8月20日は焼肉を堪能いたしました。
写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
今週の2013年8月20日に、よく行く焼肉屋さんに行ってきました。
今年の2月の最初に体重計に乗って驚きました。通常65~67kg程度であった体重が72kgにもなっていたのです。毎年、年末年始の食べすぎで68~70kg程度に上がるけれども、少し食事を節制すれば1~2ケ月で元に戻りますが、今回は特別でした。年末の12月は一日も欠かすことなく宴会だったのです。体重計に乗る前に嫌な予感がしていたのですが、やっぱり人生の新記録となってしまいました。久しぶりですが、食事の節制での体重の減量を始めました。その結果3ケ月程度でやっと元に戻りました。ちなみに私の身長は173cmなので理想の体重は65.7kg or 63.8kgで痩せすぎの領域になるのが59.1kg or 57.4kg以下だそうです。
  方式                    理想    0.9倍   出典 → ポチッ
  桂    (173-100) x 0.9    =65.7kg  59.1kg
  松谷  ((173-100) x 0.6+20)=63.8kg  57.4kg

せっかくなので、試しで、早朝5時に20分程度の運動を加えて、入社当時の体重60kgを目標に、さらに減量を続けてみることにしました。途中経過が下のグラフです。
食べる方は多少脂っこいものと炭水化物は控えて総量を減らすようにしています。ただし楽しみな夕食は食べたいものを食べるようにしています。
実は、そのことが減量を長期に続けられるコツだと思っているのです。だからスイーツも今まで通りです。さらに1週間に一回程度は大好きな肉を食べることも減量を長期に続けられる大切なポイントだと思っているのです。ということで前置きが長くなりましたが8月20日は焼肉を食べに行きました。グラフはクリックすると拡大します。
クリックすると拡大

これは冒頭の写真と同じ肉の写真ですが、上カルビ3人前です。上カルビと言っても普通のお店だと特上カルビクラスです。こちらのお店が気に入ったのが、肉がおいしいからです。
クリックすると拡大

肉の良さを感じてもらうために拡大写真を掲載いたしました。もちろん上の写真をクリックすると拡大しますがクリックするのが面倒な方もおられると思い掲載いたしました。


実は焼肉を食べにくる日は8月20日にこだわっていたのです。前回に掲載したとおり、こちらのお店は毎月20日は20%引きだったのです。
今までは単品を頼んでいましたが、今回はお得なコースを頼んでみました。頼んだのは上カルビコース(6000円)です。


これが上カルビです。
クリックすると拡大

コースには上カルビ以外にタン塩と豚トロとトリ焼とハツが入っていました。
クリックすると拡大

こちらは追加で頼んだ野菜です。これ以外にサンチュも追加してカルビを巻いて食べました。これだけ食べて2人で五千円台で食べることが出来ました。20%引きのおかげでした。20%引きの日は2時間以内との制限がありますが、ゆっくりと楽しませていただきました。
クリックすると拡大

お店の場所を紹介いたします。マークがお店の場所です。
  店名 味道園
  住所 千葉県佐倉市上志津1637-1
  最寄 京成電鉄本線 志津駅 400m
  電話 043-487-9127
  営業 午後5時~午前1時 定休日:毎週水曜日
       夜だけの営業ですのでご注意ください。



2010年10月23日掲載 タイトル: 毎月20日は20%引き
クリックすると拡大
また、「骨付きカルビ」のタイトルで紹介した味道園に来てしまいました。前回、初めて来たときに知ったのですが、実は毎月20日の日は20%引きになるので、さっそく20日に食べに来ました。ただし毎月30日は30%引きになるということはありません。20日が定休日の水曜日と重なった場合は営業するそうです。

これはコースの一つです。特上カルビ、上カルビ、ロース、タン塩、豚トロがセットです。こちらは、コースがお得ですが、今日も結局単品で頼んでしまいました。
単品のメニューは→ポチッ


特上カルビを頼んでみました。特上カルビは2200円でした。20%引きだと1760円です。やっぱり安く感じました。
クリックすると拡大

こちらが特上カルビの拡大写真です。クリックするとさらに拡大します。
クリックすると拡大

さらに特選リブロースも頼みました。20%引きだと思うと、つい財布の紐が緩みます。こちらは1800円なので20%引だと1440円です。
クリックすると拡大

普通のカルビも頼みました。私は、これで十分だし900円でお得です。20%引きの720円だと思うと、さらに追加して2皿頼んでしまいました。
クリックすると拡大

最後は冷麺をいただきました。薄めのアッサリしたスープがすべて飲めてしまうのが韓国風冷麺の特徴ですね。もちろん冷麺も20%引きでした。
クリックすると拡大
posted by SORI at 21:36| Comment(54) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月22日

骨付きカルビ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
先日、肉の記事が続きました。この際、肉シリーズの記事を追加させていただきます。
ここも口コミのお店です。
元々、この日は御寿司を食べに行く予定でした。ところが道が渋滞していて丁度焼肉屋さんの前で止まりました。その焼肉屋さんは、焼き肉店を食べ歩いている人から薦められたお店でした。それに少ない駐車場も偶然空いていたこともあり躊躇なくその焼き肉屋さんに入りました。実は前々から食べに行きたいと思っていたのです。

こちらのお肉は全て国産の黒毛和牛だそうで安くて美味しいとの評判でした。メニューを見て、骨付きカルビを頼みました。ここはコースが沢山ありました。特上カルビが入った高級なコースから気楽に食べれるコースまで揃っているので、単品よりもコースの方がお得な気がしましたが、骨付きカルビが沢山入ったコースがなかったため単品で頼むことにしました。


骨付きカルビです。韓国では珍重されるようです。骨付きであることは間違いなくカルビの部分であることを証明しているようなものです。韓国的な雰囲気を楽めるような気がしたのも骨付きカルビにした理由です。
私自身は韓国で何度か食べたましたが、家族は骨付きカルビをまだ食べたことがなかったので紹介のために頼みました。
ハサミが付いてくるのは肉が大きく広げられた形で出てくるので食べやすい大きさに切るためです。
クリックすると拡大

                            
家族で焼き肉を外食するのは10年ぶりくらいです。良い肉さえ手に入れれば、家でビールを飲みながらゆっくり焼き肉を楽しめるので外での焼き肉は少なかったのだと思います。その意味で手に入りにくい骨付きカルビを食べるのは値打ちがある気がします。


                            
サンチュも注文して肉を包んで食べました。韓国だと肉以外は全て無料なのでキムチもナムルもサンチュも無料です。ただし韓国ではサンチュではなくてゴマの葉(シソに似た葉っぱ)が多かったです。


ナムルも注文しました。これも本格的でした。


                            
肉類ではあと2種類頼みました。一つが上ミノです。切れ目が入れてありました。ミノのいいものも、家ではなかなか手に入らないのでいいですね。
クリックすると拡大

                            
もう一つがロースです。これで十分にお腹いっぱいになりました。早く来たのですぐに座れましたが、帰るころには待っている人が沢山いました。
クリックすると拡大

                            
推薦されていたことだけのことはありました。安くて美味しい焼肉屋さんでした。お店を紹介いたします。
  店名 味道園
  住所 千葉県佐倉市上志津1637-1
  最寄  http://goo.gl/maps/VjlQG
  電話 043-487-9127
  営業 午後5時~午前1時 定休日:毎週水曜日
         夜だけの営業ですのでご注意ください。
ラベル:焼肉 佐倉
posted by SORI at 22:42| Comment(48) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クワガタ

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

クリックすると拡大
家族がバスルームにカミキリムシのような虫がいると騒いでいました。行ってみるとクワガタでした。家のあたりの雑木林ではカブトムシを見かけることはありました。クワガタも探し続けていたのですが見つけることが出来ませんでした。その滅多に見れないクワガタが家に入ってきたのです。

写真を何枚かとって庭の木に放してやると、上に登るのではなく下に向かって歩いて草むらに逃げていきました。クワガタも家の近くの雑木林に住んでいるのに感激してしまいました。頭には泥が付いており、羽はきれいなエンジ色で頭などに比べると光沢があるので羽化したばかりかもしれません。
種類はノコギリクワガタのようです。ノコギリクワガタ(鋸鍬形、学名:Prosopocoilus inclinatus)は、コウチュウ目・クワガタムシ科・ノコギリクワガタ属の1種で、5亜種に分類されています。日本国内に広く生息している代表的なクワガタムシです。 鋸のように歯が数多く並んでいることから名付けられました。また、学名のinclinatus(インクリナトゥス)とは「傾斜の」という意味であり、大アゴの形に由来している。 比較的個体数も多く、人々によく親しまれている種です。体長はオスが26~74.5mmでメスが19.5~41mmと書かれていました。今回のクワガタは撮った写真で計ってみると足を入れないで60~65mmで足まで入れると75mm前後になります。ネットに書かれている体長は足を入れるのかどうか判りませんが、どちらにしても大きい方のノコギリクワガタのようです。最初に見た瞬間、ドキッとするサイズでした。
クワガタの体長の定義をネットで調べて、判りました。足や大顎を入れない長さだそうです。今回の場合の足や大顎を入れない体長は50mm程度で中くらいになるようです。ちなみに大顎を入れた長さは全長と呼ぶそうです。
クリックすると拡大

どのような場所なのか気になる方もおられると思うので航空写真を添付いたします。住宅地の間や周りに雑木林がありますが、そこにカブトムシやクワガタが生息しているようです。①と②の場所の景観を下に紹介します。
クリックすると拡大

こちらが①です。7月19日のワンコの散歩のときに5時40分に撮った写真ですが、家から5分歩くとこのような場所に行くことが出来ます。丁度、このときに前から3人の子供たちとすれ違いました。おそらくカブトムシやクワガタを採りに行った帰りだと思います。実は、この先にカブトムシが集まることが、子供たちの間で知られている木があるのです。私も昔、子供と一緒に行ったことがある場所です。


こちらは②で家から10分程度の場所です。こちらも7月19日5時46分の写真です。稲が元気に育っています。秋になると案山子(カカシ)が並ぶ場所です。この雑木林の近くを朝早くワンコの散歩していると、木から落ちたカブトムシをよく見つけます。家族に見せてやりたくて、ワンコの散歩用の袋に入れて、よく持ち帰りましたが、恐ろしく力強く元気で、自然のカブトムシの力に驚かされたものです。持ち帰って数日は飼う事もありましたが、結局は逃がしてやるので、最近はカブトムシを見つけても持ち帰ることはありません。
ラベル:昆虫 クワガタ
posted by SORI at 03:12| Comment(42) | TrackBack(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月20日

タヒチのビール

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
Hinano Beerこれがタヒチ(TAHITI)のビールです。「タヒチと言えばヒナノビール」のキャッチフレーズがあるほど現地では有名だそうです。ビールの名前になっているヒナノ(HINANO)はタヒチの女性の典型的な名前で、日本で言えば「花子」のようなものだそうです。女性の名前のビールだけあってラベルにもタヒチの女性が描かれていました。赤いパレオを巻いた長い髪の女の子「ヒナノ」がトレードマークなのです。
このヒナノビールは息子の新婚旅行のお土産でした。
結婚式はすでに紹介したとおり2013年5月25日でしたが、アウトドアのスポーツの好きな二人が選んだのがタヒチで、少し時間をおいての新婚旅行でした。昨日2013年8月19日にビールが届き、さっそく2本飲んでみました。
    結婚式の記事はこちらです。 → ポチッ

タヒチはフランス領ポリネシア(仏領ポリネシア)に属するソシエテ諸島にある島で面積は1,048 km²の人口約17万人のリゾート地として知られている島です。冒険家ヘイエルダールの逸話や、画家ゴーギャンが晩年移り住んだ島としても有名で、かつてオタハイト島(Otaheite)とも呼ばれていました。下記の地図の黄色のマークがタヒチ島です。参考にハワイの位置に緑色のマークを付けました。

より大きな地図で タヒチ を表示
航空写真でタヒチ島の形を紹介いたします。ひょうたん型をしたのがタヒチ島です。
火山性の山で出来た島で、最高峰は標高2,241 mのオロへナ山です。高い山があることから緑が豊かなしまと想像されます。島の周囲はサンゴ礁が取り巻き、火山性特有の黒い砂浜が多いのが特徴だそうです。タヒチ島の左隣(西側)の小さな島がモーレア島で、距離は18kmで高速船で30分、飛行機で7分だそうです。


フリー百科事典Wikipediaから拝借したタヒチの地図も掲載いたします。クリックすると文字が読める大きさの画像が表示されます。ほとんどがポリネシア系の住民で、白人が12%や華人が5%です。仏領ポリネシアの住民のうち75%がタヒチ島で生活しているそうです。
クリックすると拡大

さっそく頂きました。ドライで苦味のあるビールでした。この日はビールがメインなのでビールに合いそうな料理にいたしました。量は330mlであったことから2人で2本をいただきました。


この日の料理の主役はカツオのタタキでした。実は翌日2013年8月20日(今日)は前々から焼肉を食べに行くことにしているので、この日はあっさりとした料理にいたしました。
クリックすると拡大

カツオのタタキはおろしニンニクでいただきました。
クリックすると拡大

冷奴もいただきました。


薄揚げを焼いておろし生姜と鰹節を、ふりかけた我が家のビールのつまみの定番も用意いたしました。醤油を少し垂らして食べます。これまたビールに合うのです。
クリックすると拡大

超ミニトマトです。前日に直売店で買ってきました。甘さと酸っぱさが濃い美味しい味で、この3倍の量で100円と超お得なトマトでした。


これは西洋人がタヒチに関与し始めたころの絵です。
   1767年               1842年
クリックすると拡大クリックすると拡大

瓶から剥がしたヒナノビールのラベルの写真を追加掲載いたします。写真はクリックすると拡大します。
クリックすると拡大
posted by SORI at 23:59| Comment(34) | TrackBack(0) | ビール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Seesaaブログのコメント設定について・・・
1 コメント入力に関する設定 →ポチッ
2 コメントリスト         ポチッ
3
昨日の記事ランキング
    先週(月~日)の記事ランキング
      先月の記事ランキング