2013年06月30日

加藤洲十二橋舟めぐり


水郷地帯の名所・加藤洲十二橋と呼ばれる場所に行きました。この水門の向こう側が加藤洲(かとうず)と呼ばれる集落があります。その集落の中を通っている水路に、それぞれの家の人が水路を渡るために庭先から橋を架けたそうです。その数が12個あるので加藤洲十二橋と呼ばれています。そこをサッパ舟でめぐる観光を「十二橋めぐり」と呼ぶわけです。昭和30年(1955年)に、ここ加藤洲を舞台とした美空ひばり主演の映画「娘船頭」が上映されて以後、爆発的に観光客が増加したと言われています。そして加藤洲十二橋を含む北総地域から茨城県南部一帯は、1960年(昭和35年)に水郷筑波国定公園の指定を受けました。
不思議なことに十二橋めぐりには香取市佐原の「加藤洲十二橋めぐり」と潮来市前川の「前川十二橋めぐり」の2つがあります。前川十二橋の名前は前川水門橋、あやめ橋、雨情橋、思案橋、水雲橋、潮音橋、天王橋、出島橋、まこも橋、千石橋、上米橋、前川橋です。今回は映画「娘船頭」の舞台となった「加藤洲十二橋めぐり」を体験するために上の写真の水門のところまで車でやってきました。水門の横の大友酒店にお願いして舟を出してもらうことにしました。水門と書きましたが正確には閘門(こうもん)だそうです。利根川と水路の水位が違うために、船が行き来するために水門が2重になっており、常に一枚の扉は閉まっているのです。閘門は聞きなれない言葉なので、以降は水門と記載させてください。
ネットで「加藤洲十二橋」を検索すると→ Yahoo Google

オレンジのラインが加藤洲十二橋舟めぐりでサッパ船が通ったコースです。人数が多い場合は乗船料金は1300円/人ですが、我々2名だけだったので貸切となることから6500円/舟でした。混んでいる時期は待っているお客さんが居るので貸切は断っていると教えてもらいました。すいていたからこそ貸切の贅沢が出来たわけです。
全行程7.2kmであったことから十二橋の細い水路以外はエンジンで走りました。右上の緑の太いラインが十二橋があるあたりで左の緑のマークはすでに紹介した水郷佐原水生植物園です。右上の黄色いマークは今回は行きませんでしたが潮来市営あやめ園の場所です。赤のラインは車で走ったコースです。

より大きな地図で 佐原 を表示
水門近くの十六夜橋からサッパ舟に乗ります。舟の上の橋が十六夜橋です。


水門に近い北側から順番に橋の名前を紹介します。
  1   よしきり橋        行々子橋
  2   いざよい橋       十六夜橋
  3   おもいで橋       想い出橋
  4   こそだての橋      子育ての橋
  5   すいせん橋       水仙橋
  6   みかえり橋       見返り橋
  7   ふじみの橋       藤見の橋
  8   きんぽうじゅの橋    金宝樹の橋
  9   しのぶ橋         偲ぶ橋
 10   いこいの橋       憩いの橋
 11   こうもん橋        黄門橋
 12   しあん橋         思案橋
 13   あじさい橋        紫陽花橋
一つの橋以外は、橋の北側にはひらがなで名前が書いてあり南側には漢字で名前が書かれていました。紫陽花橋(あじさい橋)だけは反対でした。
あれ十二橋のはずなのに橋が13ありました。一番南にあるコンクリート製の紫陽花橋(あじさい橋)か一番北にある水門のそばの行々子橋(よしきり橋)が加藤洲十二橋から外れるのかもしれません。
この中で十六夜橋のひらがな側の表示は確認できませんでした。
下の写真は十六夜橋を出発してすぐの景色です。一番手前の趣のある細い橋の名前は水門から3つ目のおもいで橋です。こそだての橋すいせん橋も写真に写っています。


こちらは、みかえり橋、ふじみの橋、きんぽうじゅの橋、しのぶ橋、いこいの橋と5つの橋を一度に見ることが出来るスポットです。


クリックするとオリジナルの写真を表示6月末までのアヤメ祭りの期間はネットから拝借した右の写真のようにお団子屋さんも出ていたそうです。そこと同じ場所が下の写真です。見えている橋はこうもん橋と、しあん橋です。すべての橋を紹介したいと思いますが太陽の位置の関係から南から撮った写真の方がきれいなので与田浦から加藤洲十二橋に戻ってきたときの写真を後で紹介いたします。


こちらが我々を案内してくれた娘船頭さんでこの地域の昔のことを沢山教えてもらいました。この辺りに住んでいる方で、ほんとうにサッパ舟で嫁入りをされたそうです。ここでは水路が道代わりだったので舟の扱いを覚えて今は船頭をされているとのことでした。先般の地震では電気や水が長期間止まって苦労されたそうです。


加藤洲十二橋を見た後はエンジンを回して与田浦の水郷地帯の景色を楽しんだ後に加藤洲十二橋に戻ります。


何隻ものサッパ舟とすれ違いました。観光の歴史も古く、今から88年前の大正14年(1925年)には水郷遊覧船株式会社が設立されとの記載もありました。


この辺りの水郷地帯は、今は道路や鉄道も走っていますが、昔は道路がなくすべて船を使った交通だったそうです。写真はJR東日本の鹿島線で丁度、貨物列車が通ったので写真を撮りました。この写真の左方向には無人の十二橋駅があります。十二橋駅の時刻表を見ると昼間は1時間に1本以下(朝夕でも2本)の列車本数なので貨物列車とは言え珍し光景に出会えたことになります。


与田浦の最も広い場所で正面が花菖蒲を見てきた水郷佐原水生植物園です。この場所から大割水門を通って利根川の方に抜ける水路もあるので、東日本大震災の前は、そこを通ってもどる一周コースもあったそうですが、地震の影響で今は通れないと言われていました。
加藤洲十二橋舟めぐりのサッパ舟に乗る方法は我々のように十二橋がある加藤洲まで行って乗る方法と、この水郷佐原水生植物園の近くから乗る方法があります。コースはどちらも同じで料金も同じだと思います。我々のように十二橋がある加藤洲から乗ると十二橋を2回楽しんだ気分になれる気がします。与田浦まで行かないで十二橋だけを楽しむ短いコースもあります。さらに運がよければ、おまけの楽しみもあります。おまけは次の記事で紹介いたします。
ネット内で加藤洲十二橋舟めぐりの記事を見ると、ほとんどが与田浦の水生植物園の脇から乗って十二橋までを往復する内容でした。我々のように十二橋から乗る内容の記事は貴重かもしれません。


十二橋は加藤洲の人家がある400mの間にあります。それでは南側から順番に13つの橋をすべて紹介いたします。これが紫陽花橋(あじさい橋 13)です。これが十二橋に入るかどうかわかりませんが、念のために掲載いたします。この橋以外は全て木造の橋でした。十二橋のあたりだけはエンジンを止めて竹竿で進みます。


これは思案橋(しあん橋 12)です。赤字で「エンジン停止」と書かれていました。
おそらくここからが十二橋だと思います。この場所は直線の水路に6つの橋が架かっているために最も沢山の橋が見れる場所でもあります。ただし5番目と6番目は遠くて判別は難しいです。橋の欄干には思案している日本髪の女性が描かれています。
全ての橋ではありませんが、それぞれの橋には名前にちなんだ絵が飾られていました。        


こちらが黄門橋(こうもん橋 11)です。この加藤洲は寛永三年(1626)に整地されたそうです。ここでは一島二戸の生活が営まれ、そのために水路を挟んだ隣家との往復のために簡単な橋が作られたのが十二橋の始まりだそうです。黄門様で有名な水戸光圀公もよく訪れたそうです。そのこともあり黄門橋の名前が、つけられたのかもしれません。黄門様が梅と係わりがあるからでしょうか、飾られている絵は梅のようです。
ここからは黄門橋、憩いの橋、偲ぶ橋、金宝樹の橋、藤見の橋と5つの橋が見えます。     


黄門橋の次は憩いの橋(いこいの橋 10)です。ここからは4つの橋を見ることが出来ます。いつか陸からも見てみたいものです。


こちらは偲ぶ橋(しのぶ橋 9)です。欄干が片側だけの細い橋です。
あやめ祭りの時期には偲ぶ橋から黄門橋の間で上で紹介したように団子などが売られるそうです。        


こちらが金宝樹の橋(きんぽうじゅの橋 8)です。ひらがなで、一番長い名前の橋がこちらの橋でした。


こちらの藤見の橋(ふじみの橋 7)の橋も立派でした。こちらの欄干には紫色の藤の絵が飾られていました。       


この見返り橋(みかえり橋 6)もなかなか魅力がありました。見返り橋には珍しく絵が飾られていませんでした。       


水仙橋(すいせん橋 5)ではサッパ舟とすれ違う風景に出合いました。趣がありました。       


こちらが子育ての橋(こそだての橋 4)です。生活の中から橋に名前をつけたのだと思います。     


この辺りは、かつて家と家、あるいは田んぼの間を、縦横に張り巡らされた水路(江間・えんま)を舟で行き来していました。加藤洲の水路には、家と家を結ぶ一枚板の簡単な橋が12架っていたので十二橋と呼ばれたようです。今は使われていないとのことでした。こちらも欄干が片方だけの細い橋でした。
想い出橋(おもいで橋 3)は家がなくなったことから、今は使われなくなったとのことでした。
この想い出橋は十二橋が作られた当初の形に近い橋で、他の橋も、このような簡単な橋だったのかもしれません。       


十六夜橋(いざよい橋 2)です。この場所から船が出発いたしました。そして最後にこの場所に帰ってきました。
十六夜橋の奥に見えるのが行々子橋(よしきり橋 1)です。


水門の脇にある行々子橋(よしきり橋)です。
ひらがなで「よしきり」と書いてあるかどうか、写真を確認した結果「よしきり橋」であることが、わかりました。
どのような写真で確認したのかは次の記事で紹介します。


十二橋が確認できるほどのサイズの航空写真を掲載いたします。12+1の橋が確認できると思います。航空写真ではなく地図が表示されている場合は地図の中のアイコン「写真」をクリックすると表示が航空写真(衛星写真)に変わります。緑のラインが十二橋のあるところです。加藤洲十二橋舟めぐりの受付窓口の大友酒店‎さんが航空写真の中にありました。
    店名 大友酒店‎
    住所 千葉県香取市加藤洲553
    電話 0478-56-0626

より大きな地図で 佐原 を表示


追伸 タイトル: 陸からの加藤洲十二橋を見に行きました。

陸からの加藤洲十二橋(かとう ずじゅうにきょう)を紹介いたしました。上の写真は陸から撮った水仙橋(すいせん橋)です。十二橋は水路を挟んだ個人の家を結ぶ橋のために個人の敷地内に作られていることから橋の上には行けないので、家と家の間の道から橋を撮りました。

個人宅の門のあたりから撮った見返り橋(みかえり橋)です。
この写真で個人の家の橋であることがわかってもらえると思います。


舟めぐりの時に家がなくなって使われなくなった橋をあることを思い出して、その橋を探してみました。行ってみると、水路の手前側は家はなく空き地になっていました。この写真で個人の敷地にあった橋あることがよくわかってもらえると思います。こちらは子育ての橋(こそだての橋)です。


隣の想い出橋(おもいで橋)から見た子育ての橋(こそだての橋)です。こちらも家がないことから橋を渡ることが出来ました。


この手すりが片側の細い橋が想い出橋(おもいで橋)です。その向こうに見えるのが十六夜橋(いざよい橋)です。サッパ舟が見えますが、ここが舟乗場になっているところです。その奥の紫色の建造物が水門です。
驚いたことに大友酒店の前で、前回お世話になった女船頭さんに出会えました。


想い出橋は一枚板の橋です。江戸時代に作られた十二橋に最も近い橋ではないかと思います。
posted by SORI at 22:14| Comment(46) | TrackBack(3) | 佐原 潮来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

バースデー・ディナーはイタリアン

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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家内の誕生日はイタリアンレストランでディナーにしました。いつもであれば外食は車で行くのですが、今回はワインを飲みたくて電車で行くことにいたしました。せっかくの電車なので、前から行きたかった初めてのお店にいたしました。誕生日祝ということでコース料理にいたしましたので出された順番に紹介いたします。上の写真が最初に出されたのがサラダ代わりの野菜のゼリー固めです。

ゼリー固めは周囲をキャベツが巻かれていました。これがなかなか良かったです。刻んだオリーブのが入ったソースをつけて食べました。


次に出てきたのが前菜の盛り合わせです。
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それぞれの前菜を紹介したします。写真をクリックすると拡大します。
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ワインはDomaine Les Aphillanthes という銘柄の赤ワインにいたしました。赤ワインの本格的な飲み方で、香りがより出てくるように、さらに底のオリが入らないようにデカンタに移して出されました。栓を開けてから時間が建つにしたがって香りが増すそうです。さらに香りがよく味わえるように大型のワイングラスでいただきました。
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香ばしく焼かれたガーリックトーストも美味しかったです。
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スープは数種類の中から選択しますが選んだのはこちらの鶏肉と野菜が沢山入った濃厚なスープでした。田舎づくりのスープと説明を受けました。
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その、具だくさんの田舎づくりのスープも拡大させてもらいました。
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スパゲッティーはトマトソースベースのスパゲッティペスカトーラにいたしました。コース料理ですがスパゲッティーに関してはお店のメニューの中から選びます。
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魚介が中心の具が沢山、入っていました。
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魚介のメインは三種類の料理から選べましたが海老とホタテの料理を選びました。
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大きな海老が美味しかったので拡大写真を掲載いたしました。
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最初に頼んだワインが無くなったので別のChateaU Beaumot という赤ワインを追加いたしました。
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メインデッシュの肉料理は「ほほ肉の赤ワイン煮込み」を頼みました。他で選べたのは「フランス産の鴨」と「スペイン産のイベリコ豚」と「オーストラリア産の仔羊と「近江牛のステーキ」が選べました。
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こちらが拡大した「ほほ肉の赤ワイン煮込み」です。
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デザートの名前はシブーストです。ローソクと名前の飾り付けをしてもらいました。黒塗りのところに名前が書かれていました。聞きなれないデザートなので調べてみました。シブースト(Chiboust) は、クレーム・シブースト(Crème Chiboust カスタードクリーム+イタリアンメレンゲ)を用いた、フランス発祥のケーキの1種です。フィユタージュと呼ばれる折りたたんだパイ生地にリンゴ、クレーム・シブーストを重ねて、上面をキャラメリゼして作られるそうです。
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posted by SORI at 18:55| Comment(30) | TrackBack(0) | イタ飯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

散策の後のデザート



2013年6月28日追伸 タイトル:散策の後のデザート
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佐原の町に来て黒切蕎麦と団子を食べた後に買い物をしながら町並みを散策しました。散策の後なので冷たくて甘いものが食べたくなったので以前に入ったカフェに来てみました。これは抹茶白玉パフェです。

こちらは和風アイスパフェです。名前は控えていなかったので、記憶と想像で書いたのでいずれも正確ではありません。
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こちらはキャラメルアイスパフェです。私が食べたのはこちらです。
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2012年9月6日掲載 タイトル:散策の後はアフタヌーンティー

佐原の町並みや小野川沿いの景観を見た後に、一休みのために香取街道沿いにある写真のカフェに入りました。お店は2011年10月17日にオープンしたライスフォレスト (Rice Forest)でした。

飲み物だけのつもりでしたが、お得なセットがあったので、ついセットにしていまいました。頼んだのはケーキ3種とアイスクリー+好きな飲み物が900円のアフタヌーンティーセットです。飲み物はお酒以外ならばメニューにあるものは何でもOKでした。



私が頼んだ飲み物はカプチーノでした。


これがスイーツで結構沢山ある上に好きな飲み物を飲んで900円とはお得でした。この日の3種のケーキはシフォンケーキとチーズケーキにタルトです。


食事もありました。昼食を食べることも考えたのですが、満席だったことから昼食は別のお店にいたしました。人気のようです。その代りに、一通り佐原の町並みを散策した後の14:30~15:00に休憩として利用させてもらいました。この後は香取神宮に向かいました。手作りパンやケーキなども売っていたので食パン(250円)を買って帰りました。ライスフォレスの名前の由来はネットで偶然に知りました。飯森さんって方がやられているので「飯」と「森」で「Rice」と「Forest」だそうです。その記事によると前は雑貨屋さんだったそうです。
  店名 ライスフォレスト Rice Forest Café&Bakery
  住所 千葉県香取市佐原イ1902-7
  電話  0478-54-2260
  営業 10:00~18:00 
  休業 月曜日 


クリックすると買物犬の記事を表示します。この買い物犬を実際に見たわけではありません。
佐原を検索していて偶然見つけて可愛かったので写真を拝借して追記買物犬 さらに25をクリックさせていただきました。
朝夕に小野川沿いで見かけるそうです。その正体は謎で、買物カゴを銜えて主人を手伝っているとのことです。
右の写真をクリックするとオリジナルの記事が表示されます。ランタンを咥えて歩くこともあるそうです。
posted by SORI at 00:07| Comment(30) | TrackBack(1) | 佐原 潮来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月28日

はす祭りは7月6日~8月11日 水郷佐原水生植物園



すでに紹介した通り、花菖蒲を見に水郷佐原水生植物園に行きました。この植物園は400種類の花菖蒲が150万株も咲いており日本で有数な花菖蒲園でもあります。水生植物園だけのことはあり、花菖蒲以外でも沢山の水生植物を見ることが出来ます。特筆すべきなのが蓮(はす)で、日本で最も沢山の種類を見ることが出来るそうです。その数は300種類以上だそうです。本家中国でも300種という品種を保有している施設はないそうです。花数ではもっと迫力がある場所があるとは思いますが種類に関してはネットで見ている限りでもダントツです。

ハスの見頃は7月中旬以降ですが、ポツポツと花が咲いていました。上の写真でも右端に見ることが出来ます。


こちらでは7月初旬から8月中旬まで「はす祭り」が開催されます。花菖蒲ほど有名ではないようで、料金は普段通りです。「あやめ祭り」の時は200円高く設定されていました。咲いていたハスの花を紹介いたします。横からみたハスの花です。蕾もしっかりと膨らんできていました。


斜め上から見るとハスの花の特徴であるめしべが見えました。ハスの花を指して「蓮華」(れんげ)といい、仏教とともに伝来し古くから使われた名です。


赤い花のハスも咲いていました。泥の中の地下茎は、よく知られた食べ物の蓮根(れんこん)であることはよく知られています。


上の花を拡大表示いたしました。見れば見るほど不思議な花です。400mmの望遠レンズで撮ると新しい発見がありました。


こちらも焦点距離400mmで撮りました。上の赤いハスの蕾です。大きく膨らんでいました。一か月後には立派な花が開いていると思います。


違う種類の赤い花も咲いていました。


こちらの下の写真はハス(蓮)ではなくスイレン(睡蓮)です。スイレンとハスの違いを説明しますとスイレンの葉は水に浮いているのに対してハスの葉は水上に出ています。これで区別がつくと思います。
この植物園では30種5000株のスイレンを見ることが出来ます。色とりどりのスイレンがすでに咲いていました。
     スイレン              ハス
 目: スイレン目 Nymphaeales   スイレン目 Nymphaeales
 科: スイレン科 Nymphaeaceae ハス科 Nelumbonaceae
 属: スイレン属 Nymphaea     ハス属 Nelumbo


咲いていたスイレンの花の一部を紹介いたします。ただし小さな黄色い花がスイレンかどうかはわかりません。これらの写真もほとんどを400mmのレンズで撮りました。




はす祭りに向けて準備中でした。


南京から贈られた中国種がたくさんありました。大賀はす、数千枚の花弁を持つ千弁蓮(多頭蓮)など沢山の珍しいハスを見ることが出来ます。いろんな種類を見たい方にはお薦めの場所です。


ここではハスの花を目の前で見ることが出来ると思います。花の写真を撮られる方は、この植物園がお薦めかもしれません。昨年(2012年)のハス祭りは7月7日(土)~8月12日(日)でした。はすの花は、夜明けとともに咲き始め、昼前には閉じるそうです。そのために下記のように普段より早い開園が設定されています。今年(2013年)のハス祭りは7月6日(土)~8月11日(日)です。
 名前 水郷佐原水生植物園 すいごうさわらすいせいしょくぶつえん
 電話 0478-56-0411
 住所 千葉県香取市扇島1837-2
 営業 あやめ祭り期間 8:00~18:30
     はす祭り期間  6:00~16:00(土日祝) 8:00~16:00(平日)
     その他      9:00~16:30
 休園 5~8月 無休
     その他  月曜日 年末年始 
 敷地 6万㎡ (6ヘクタール)


巨椋池系と呼ばれているものが多数ありました。これは、花蓮(はなはす)の名所として知られた京都の巨椋池(おぐらいけ)のハスですが、巨椋池は花蓮(はなはす)の名所としていたにも関わらず1941年に干拓されてなくなってしまいました。残念がられていましたが田植え時期などに幼苗がいくつも見つかり、保存が行なわれているそうです。その歴史的名花を、保存している植物園から分けていただいたとのことです。干拓前の巨椋池は周囲約16キロメートル、水域面積約8平方キロメートルで、当時京都府で最大の面積を持つ淡水湖だったそうです。写真をクリックすると旧巨椋池の位置に青マークの付いた地図表を示します。
地図を表示

一方、南京市とは1991年以降、相互に交流を重ねて珍しい種苗も贈られたそうです。それらのハスの花もハス祭りのころには見ることが出来ると思います。


緑のBのマークのところが水郷佐原水生植物園です。蓮根(れんこん)の日本一生産量の茨城県です。特に生産量の多い土浦市、かすみがうら市、小美玉市、稲敷市は目と鼻の先の位置です。ちなみに市の中で日本一なのが土浦市です。

posted by SORI at 23:56| Comment(36) | TrackBack(3) | 佐原 潮来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月27日

あやめ祭り 水郷佐原水生植物園

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。

2013年6月27日追伸 タイトル: あやめ祭り 水郷佐原水生植物園

昨年に引き続き今年も水郷佐原水生植物園に花菖蒲を見にやってきました。昨年はアヤメ祭りは終了した後でしたが今年の訪問は2013年6月21日のため、初めてあやめ祭りの期間中(2013年6月1日~6月30日)の訪問となりました。平日であったとは言えに入口付近から、にぎやかな雰囲気でした。

広い庭園には昨年と同様に沢山の花が咲いていました。
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さっぱ船も雰囲気を盛り上げていました。
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池の周りにはいろんな背景で花を見ることが出来ました。
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ほんとうに沢山の花で埋め尽くされていました。
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紫の地に白の文様が入った花菖蒲です。
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白地に紫の模様の入った花菖蒲です。
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アヤメとカキツバタと花菖蒲の違いを説明した看板あったので紹介します。
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植物園に植わっているのは花菖蒲でアヤメではないけれども「あやめ祭り」と呼んでいます。その方が呼び方としては受け入れやすいのだと思います。花菖蒲もアヤメ科アヤメ属なので間違いではないですね。ノハナショウブ(野花菖蒲)は園芸種のハナショウブ(花菖蒲)の原種となります。Wikimediato拝借した写真で左から野花菖蒲(ノハナショウブ)、アヤメ、カキツバタです。
      花菖蒲        あやめ        かきつばた
 目   キジカクシ目     キジカクシ目     キジカクシ目
 科   アヤメ科       アヤメ科       アヤメ科
 属   アヤメ属       アヤメ属       アヤメ属
 原種  ノハナショウブ    アヤメ        カキツバタ
 園芸種 ハナショウブ
野花菖蒲あやめかきつばた
    野花菖蒲              あやめ              かきつばた

2012年6月28日掲載 タイトル: あやめ祭りは終わっていました。

今は花菖蒲(はなしょうぶ)の季節ということで、家内の誕生日祝いを兼ねて2012年6月27日は休暇をとって水郷佐原水生植物園に行ってきました。残念ながらイベントのアヤメ祭りは6月24日(日曜日)に終了していました。そのおかげで静かに花ショウブを見ることが出来ました。こちらの植物園ではいろんな水生植物が植えられていますが、花菖蒲は特に多く、その数である400種150万本は日本有数の規模だそうです。

IMG_7561-120.jpgネットで規模を調べた範囲では、結婚したころに家内と行った右の写真の兵庫県三田の永沢寺の650種300万本が一番多かったのですが、それ以外で水郷佐原水生植物園の400種150万本を超えるものは見つけられませんでした。数万本、数十万本は結構ありますが100万本を超えるのはすごい規模であることがネットでも実感できました。敷地的には永沢寺が3万3千㎡に対して水郷佐原水生植物園は6万㎡(6ヘクタール)と池があったりサップ船から観賞したりと変化にとんだ花菖蒲園と言えます。
高速道路を使って家から1時間ほどの距離なので前から行きたいと思っていたのですが、結局、今回が初めての訪問となりました。
ネットで検索した各花菖蒲園の表現を参考に記載します。
 千葉県 水郷佐原水生植物園   60000㎡  400種  150万本
 茨城県 前川あやめ園        13000㎡  500種  100万本
 静岡県 浜松市フラワーパーク          720種  100万本
 静岡県 加茂花菖蒲園        10000㎡ 1500種 100万株
 山形県 長井あやめ公園      33000㎡  500種  100万本
 大阪府 高槻花しょうぶ園      45000㎡  500種  100万本
 兵庫県 播州山崎花菖蒲園     90000㎡ 1000種  100万本
 兵庫県 永沢寺花菖蒲園      33000㎡  650種  300万本
 奈良県 花の郷滝谷花しょうぶ園 25000㎡  600種  100万本

少し、最盛期を過ぎていましたが、まだまた沢山の蕾がありました。


それらの中にも、きれいに咲いた花も沢山ありました。


こちらの花もきれいに咲いていました。こちらの花菖蒲は江戸古種の「酒中花」という種類です。水郷佐原水生植物園では400種もあると聞いて驚きました。ハスも300種あるそうです。ハナショウブ(花菖蒲)はアヤメ科アヤメ属の多年草で花の色は、白、ピンク、紫、青、黄など多数あって、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5,000種類あるそうです。大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に分類できるそうで日本を代表する花ではないでしょうか。


花の中の最もピントが合っている部分を拡大いたしました。


こちらの少し紫の入った白いハナショウブもきれいでした。


水郷佐原水生植物園は今から43年前の1969年(昭和44年)に開園した千葉県香取市にある市営の植物園で水郷地帯をイメージして作られています。大きな池(鯉の浦)の中に沢山(5つ)の中島が配置されたデザインになっていました。


沢山のハナショウブには圧倒されました。


ハナショウブは紫が似合います。


風情のある笠をかぶって園内の手入れをされていました。


植物園の池ではサッパ船を使った「舟めぐり」も行われていました。


両岸に花菖蒲が咲いている船の中からの景色は素晴らしいのではないでしょうか。写真をクリックすると園内の舟めぐりコースを表示します。あやめ祭りなどお客さんの多い時期は半分の距離になるようです。


こちらが入場券の表と裏です。あやめ祭が終わっていたので入場料は500円でしたがJAFの会員だと100円引きだったので400円/人で入ることが出来ました。植物園を紹介いたします。
 名前 水郷佐原水生植物園 すいごうさわらすいせいしょくぶつえん
 電話 0478-56-0411
 住所 千葉県香取市扇島1837-2
 営業 あやめ祭り期間 8:00~18:30
     はす祭り期間  6:00~16:00(土日祝) 8:00~16:00(平日)
     その他      9:00~16:30
 休園 5~8月 無休
     その他  月曜日 年末年始 
 敷地 6万㎡ (6ヘクタール)


Bのマークのところが水郷佐原水生植物園です。


写真を追加いたしました。さすが植物園です。沢山の名札が付けられていました。名札を意識して撮らなかったので名札が沢山写った写真を探すのに苦労いたしました。名札を裏から撮った右のような写真は沢山ありました。この次はじっくりと名前を見たいと思います。


上で紹介した兵庫県の永沢寺の花菖蒲園の入場券が保管されていたので掲載いたします。関西に住んでいたころに車で行きました。


裏面に説明書きがありました。この当時でも300万本の花菖蒲が植わっていたとはすごいです。
ラベル:佐原 花菖蒲 水郷
posted by SORI at 20:33| Comment(22) | TrackBack(6) | 佐原 潮来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これがインターコンチネンタル九寨溝の中華料理



中国四川省のチベット自治州にある九寨溝には2泊したことから夕食は2回食べました。九塞溝近くのレストランで食べた夕食はすでに紹介しました。今回は宿泊したインターコンチネンタル九寨溝パラダイスの夕食を紹介いたします。こちらがレストランの入口で小さな入口なのが特徴的でした。チベットの石造りを意識した建物でした。

こちらが現時点で九寨溝NO.1ホテルと言われているインターコンチネンタル九寨溝パラダイスです。すでに紹介したように極寒の季節でも快適に過ごすことが出来るようにいくつかの大きなドームと組み合わされたホテルでした。今回のレストランの一部は左側のドームの中にありました。
この航空写真はホテルのホームページから拝借いたしました。


レストランの内部は広くて、いろんな席や個室が沢山ありました。


我々が予約した個室の入口の飾りです。個室ひとつにこれだけの飾りが付けられているのには驚かされました。


こちらが我々が食事をした部屋です。立派な部屋でした。


さっそく、食事が並べられ始めました。


料理がテーブルに並べ終わるまでゆっくりと部屋の中のソファーでお茶を飲みました。
下の写真が料理が並べ終わったところです。一皿一皿がきれいに飾られていました。この写真だけはクリックすると拡大写真が出るように設定いたしました。拡大写真を見てもらうとわかりやすいと思います。
クリックすると料理を拡大

上の写真で右下の方のガラスの細長いお皿には、なにかの食材で赤と緑の模様が書かれていました。この紋様がチベットらしかったです。この料理は金華ハムに四川らしいタレがかかったものでした。


チベット地区らしく肉と野菜が中心でした。いきなり骨付き肉です。唐辛子と山椒の粉が用意されており、この粉に肉をつけて食べるのです。


この料理の飾り付けもきれいでした。いろんな野菜と脂の多い豚肉の料理でした。飾り付けだけでなく、なかなか手の込んだ一品でした。


料理がもっとわかるように別の角度から拡大いたしました。


肉と野菜の料理の周囲に饅頭が並べられていました。


饅頭の裏側は凹んでおり、そこに料理を乗せて食べます。


こちらはシンプルな白菜の料理も糸唐辛子が振りかけてあるところが高級感を出しています。


こちらの肉と野菜の料理も色合いがきれいです。飾り付けには、かなり気を使っているようです。


なかなか食欲をそそる料理だったので拡大写真を掲載いたします。


野菜と干しキノコの料理です。


干しキノコの下には肉が隠されていました。つまり肉とキノコと野菜の料理だったのです。


こちらはいろんな山菜が入った料理でした。


こちらはクルミの料理です。


これはすごいです。すべてタラの芽です。これは値打ちがありました。こちらの料理のお皿の飾り付けも素晴らしかったです。写真の手前の方に少し見えています。


チベットは昔はまったく魚を食べる習慣がなかったことから肉料理が主体でした。こちらが唯一の魚料理でした。


本格的に肉料理が出てきました。こちらでも最も高級なヤクの肉です。手前の唐辛子系の香辛料に付けて食べます。これは美味しいです。


これが上から撮った写真です。


拡大写真も掲載いたします。


セイロに入った蒸し料理です。沢山の舞茸系のキノコが入った料理でした。


こちらでも出てきました。麻婆豆腐です。しっかりとした豆腐が印象的でした。


玉ねぎにニンニクが入った料理です。


青菜の料理も出てきました。


鶏の手羽の料理です。


カボチャの料理です。これが見た目以上に意外と美味しいのです。


鶏のダシが効いた美味しいスープです。スープはとり分けて出されました。


もう一品、スープが出されました。これですべてではありませんが9割くらいは紹介出来たと思います。九寨溝ではレベルの高い料理だと思います。
posted by SORI at 10:38| Comment(24) | TrackBack(0) | 九寨溝 黄龍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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