

この日は水戸に行くために柏で常磐線のフレッシュひたちに乗り換えました。

拡大してみると日清食品のカップヌードルでした。煙突にカップヌードルの飾り付けをするとは、すごいアイデアです。検索してみると、巷では「カップヌードル煙突」と呼ばれているようでした。珍百景ではありませんでした。煙突からから出ているのは想像するに、ボイラなどの燃焼排気を特殊な水で洗浄した排気+製造過程から発生する蒸気で、多量の水蒸気を含んだ気体だと思われます。本来、気体の水蒸気は透明ですが冷えると液体の小さな水滴(湯気)に変わるので、この日のように寒い日には沢山の湯気(白煙)がでているのです。夏の暑いときは湯気が少ないか、ほとんど見えない時もあると思います。家が近い方がおられたら、真冬の寒い朝方と真夏の暑い時間帯を比べてもらいたいと思います。
国内では煙突から白煙が多量に出るのを嫌うために、洗浄した排気をわざわざ貴重なエネルギーを使って加熱してから排気するところがほとんどです。それをしなくても済むことでも、いいアイデアなのです。

カップヌードル煙突の場所を航空写真で探してみました。拡大してみてみるとこちらの工場では別にもう一本煙突(白煙なし)があり煙突以外に2ケ所で湯気を見ることが出来ました。
場所 日清食品 関東工場
住所 茨城県取手市清水667
JR線 取手駅と藤代駅の間で水戸向きで左側
カップヌードルが初めて販売されたのは1971年11月21日だそうです。
発売から3ケ月後(1972年2月)の「あさま山荘事件」で機動隊員たちがカップヌードルを食べる場面が全国に生中継されて、カップヌードルの認知度が飛躍的に高まったそうです。ちなみにカップヌードルが食事に使われた理由は気温がマイナス15℃のために普通の弁当は凍ってしまうためだそうです。カップヌードルが食べてみたくなって、家に一つだけあったカップヌードルをいただきました。

こちらがお湯を入れる前です。普通は蓋を半開きですが、今回は中を写すために大きく開きました。あまり見かけない光景だと思います。
